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2017年4月30日日曜日

第20回『神との対話』のすすめ

≪ 感情の解放 ≫
俳優の訓練で、
まず手をつけるのは、
リラックスと注意の集中です。
今まで、何千人の生徒のリラックスの訓練に立ち会ってきたので、その人の前に立つとその人の緊張度とカラダのどの部分が緊張しているかが体感出来ます。
リラックスは、
注意の集中と密接に関係していて、リラックスが良くなれば、注意の集中が高まり、注意の集中がより高まれば、より深くリラクスする様になる。
(一般の社会人に対して俳優の訓練が貢献できるのは、リラクスと注意の集中、そして感情の解放です 。)
まず、
体のどの部分が緊張しているかを見つけ、
そこに注意を集中して緩まる様に動かして緩めていく。
そして、緩んだかどうかを確かめていく。
そして、
感情の解放は、
殆どの人が、こちらの指示に従ってリラックスすると泣き始める。
泣くとか笑うとかは本当の感情ではない。
本当の感情が現れる兆候だと言われる。
嬉しくても泣くし、悲しくても笑う。
その背後に潜んでいるのは、抑圧された感情だ。
人は幼児期から感情を抑えることを教わった。
泣いてはいけない、
怒ってはいけない、
欲しがってはいけない、
不安に耐えろと。
此の抑圧された感情は、
自分らしく生きようとする自分を歪め、
不安と混乱の中に自分をおきざりにする。
この抑圧された感情を表現すると(外の世界に向かって吐き出すと)その人らしい美しい顔が現われる。
其れのみならず、
(アーサー・ ヤーノフは、人間の死亡の第一原因はガンでも心臓病でもなく、抑圧された感情だと言っている)
抑圧された感情を手離すこと、
外の世界に吐き出すこと、
表現することを導くのが、
一般社会人に対する僕の一番の貢献だと思っている。 
あるがままの自分、
愛と共に生きる自分を
取り戻すには、
抑圧された感情を手放すことだ。
上を向いて歩こうよ!
涙をボロボロと涙をこぼしながら。
感謝と、歓びに溢れて。
ZEN
『神との対話』第3冊p44から抑圧された五つの感情(悲しみ、怒り、羨望、不安、愛)の解放の必要性について面々と書かれている。 
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