僕自身、『神との対話』を十数年間読み続けて、一人の人間として、ちっとも成長していない自分に気づかされる。
毎日のように、自分の書斎や、人の居ない林の中にクルマで押し入って、神との対話の本を紐解き、共感し、感動し、畏敬の念を感じているが、一人間として自分が成長しているとはとても思えない。
頭は、新たなる発見で日々驚愕し、胸は崇高な思いでいっぱいになる。
しかし、10年前の自分と比べて人間的に殆ど成長しているとは思えない。
原因は、はっきりしている。
行動に移さないからだ。
優しく、親切な人間になりたかったら、他人に只々、我を忘れて、優しく親切に振舞う事だ。
人は、常に何かを得ようとして行動する。
エゴが邪魔するように思える。
考えられる解決策は、自分だったら相手にこういう風にして貰いたいなと思う事を相手にする事だと書いてある。
貰ったメールの返事をすぐ送る。
お礼の電話を入れる。
プレゼントされた品物が、どんなに気に入ったか、相手の喜びを想像しながら伝える。
自分の過去の出来事を悔やんだりしている事に気づいたら即、何の役にも立たないと切り捨てる。
『神との対話』に
「やろうとするな、やれ」
と書いてある。
「やろうとするな、やれ」
と書いてある。
そこで、ワイフ、みゆきが、三泊四日の講習会で、東京に出かけている間、使った食器を綺麗に洗っておこう。
僕の寝室にバキュームをかけておこう。
洗濯もしておこう。
それから、自分に対する毎日の約束を果たそう。
まず、一週間続ける。
•週に3回ジムに行ってプールの中を毎回20分歩く。
•庭に出て30分間太陽に当たる。または、太極拳をする。
•『神との対話』のすすめのエッセイ、または、演技に対するエッセイを書く。
•寝る前に20分間瞑想を実行する。
(前回、掲載した『神との対話』に従って瞑想する。)
「まず、呼吸をしなさい。長く、深く呼吸をしなさい。生命という無を、満ち溢れるエネルギーを、満ち溢れる愛を 静かに呼吸しなさい。あなたが、呼吸しているのは、神の愛だ。深く呼吸しなさい。そうすれば感じられる。深く、深く呼吸しなさい。そうすれば、泣きたくなるほどの愛が溢れ出す。うれしくて、泣きたくなる。神に出会うから。」
怠惰な自分が、
神聖なる自分に誓う。
神聖なる自分に誓う。
まずこの一週間必ず実行すると。
以上、やるべき事を紙に書いて壁に貼った。
ZEN