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2017年11月1日水曜日

第44回 『神との対話』に魅せられて

『神との対話』第三巻450ページあまりを読み終えて、どうしても大切

なメッセージを理解できないで、置き去りにした思いが強く、最初のページから読み直すことにした。
...
『神との対話』に
「人生のすべてはあなたが、そして、あなたにかかわる全ての魂があなたにとって必要な方向へ、そして望む方向へ成長するために起こっている。」
と書かれてある。


そして今、改めて両親のことを振り返ってみると、一度も叩かれた記憶がない。
僕が金庫からお金を盗んでいるところをおふくろがみていたが、ちょっと悲しそうな表情だったが、一言も言わなかった。

父親が病弱のこともあり、母は、僕が高校を卒業して家業を継いでくれることを心待ちにしていただろうに、
「東京に行きたいのね。行っていいよ。」
と言った。


母の顔に初めて涙を見た。

ニューヨークに住み着いて10年以上、母に一度も手紙も電話もした事がない。

後で聞いた事だが、僕のことが、心配でよく眠れないことがあったと言う。

又、友達や、恋人達が無条件で僕を支えてくれたのに対し、勝手気儘、自分本位で振舞って来たことは否定できない。

これらの自分の行為が上記に書かれている様に自分の成長に役立っているとは、とても思えない・・・。

しかし、今の今まで意識しなかったが、よくよく考えてみて、周りの人々に対する悔いの多い過去の経験が、魂のレベルで『神との対話』の本に出逢うチャンスを与えくれたのかもしれない。

だから、15年間もの長きに渡って、肌身離さず、読み続けてこれたのかもしれない。

毎日、同じ本を読ん読みつづけ、我儘なぼくに、感動を与え続けてくれたのは、両親であり友人達だ!とつくづく実感させられた。

なんとしてでも、少しでも『神との対話』に書かれてあることを実践することで、お世話になった人々に感謝の意を伝えたいと願っている。

ZEN