『神との対話』の著者 ウオルシュは、
「こう叫ぶ人たちには、どうおっしゃるんでしょうか?」
と神に尋ねた。
と神に尋ねた。
「わたしはあなたに呼びかけたが、答えては下さらなかった!
わたしが「神」に助けを願わなかったと思われるんですか?
とんでもない、どうしてこれほど絶望したと思われますか!
「神」にさえも見放されたと思うから、これほど絶望しているんですよ!
わたしはまったく見捨てられたんだ。
もう、こんな目にあうのはいやだ。
耐えられない。
おしまいです。
たくさんだ!」
神は言った。
「それでは言おう。
いま、たったいま、あなたの前に答えがあるかもしれない可能性について考えることだ。
目を見開けば、見えるだろう。理性を開けば、わかるだろう。
心を開けば、答えがあると感じいるだろう。
それでは言おう。
絶対に知って、わたしに呼び掛けるときにだけ、あなたは答えが与えられていることに気づくだろう。
なぜなら、「あなた」が知って、「あなたが」が感じて、「あなた」が宣言すること、それだけがあなたの真の経験になるから。
絶望のうちにわたしに呼びかけても、わたしはそこにいるが、しかし、絶望があなたの目をくらませ、見えなくするだろう。」
(『神に帰る』p96)
(『神に帰る』p96)
このあと綿々と人間に対する真実と愛のメッセージが続く。
もし、あなたが人生のどん底に落とされ、暗闇に一人取り残されたと感じるようなことがあったら、是非、このページを開いていただきたいと願っている。
僕が、ニューヨークに平々凡々と一人住んでいた時の事、真夜中に突然眼が覚めて、得体の知れない恐怖心に襲われ 、全身がガタガタと震え、思わず天に向かって両手を合わせたことがある。
それまで 、神の事など一切無関心だったのに。
無意識に手を合わせた事、あの時が、自分にとって神の存在をいちばん身近に、肌で感じたのだろう。
人がこの世に生まれた理由は、自分の素晴らしさを体験するためだと書かれてある。
40年間、精一杯無遅刻、無欠席で若い人達をガイドしてきたが、近頃特に、何か物足りなさを感じさせられる。
とても自分の素晴らしさを感じ取れるレベルに達していない。
今、もう一度自分自身にチャンスを与え、人々の真の成長に、自分の精神とからだの全てを注ぎ込み、神から与えられた自分自身の素晴らしさを、是非体験したいと強く望んでいる。
ZEN