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『神との対話』の本を20年間読み漁ってきていつも感動し、
涙くんだりするが、殆ど実行したことがない。
今日も、人っ子ひとりいない林の中で、
キャンピング、チェアーを取り出して、
『神との対話』の本を開いた。
第一冊目のp34に以下のように書かれてある。
「人間の行動のすべては、愛か、不安に根ざしている。
人間関係だけではなく、ビジネスや産業、政治、宗教、子供達の教育、国家の社会問題、社会の経済的目標、戦争や平和、襲撃、防衛、攻撃、幸福に影響を及ぼす決断、欲しがったり与えたり、ため込んだり分け合ったり、団結したり分裂したりという意思決定、自由の選択のすべてが、存在しうる二つの考えから発している。
愛という考えか、不安という考えから。(中、略)
人間の考え、言葉、行為のすべては、愛か、不安か、どちらかの感情がもとになっている。ほかに選択の余地はない。これ以外の選択はないからだ。
だが、どちらかを選ぶかは自由に決められる」
僕は、昨夜あまり眠られず、
朝起きて珍しく食欲は全くなく、
このままどうなってしまうのだろうという不安な気持ちで、
気を紛らすために、意味もなくテレビのスイッチを入れた。
しかし、今朝の、これら一連の出来事を、愛に基づいて考えてみた。
寝られなかったのは、寝る必要がなかったからだと。
600坪の敷地に100坪の三階建ての家に住み、
僕の寝室が3つもあって何を言っているのだ。
そして、食欲がないなんて贅沢な話だ!
この世には飢えている子供達がいっぱいいるのに!
しばらくして、
ワイフ、ミユキが車を走らせて役場等、煩雑な仕事を済ませ、
僕のお気に入りのパン屋から、お気に入りのパンを買ってきてくれた。
バター、チーズ、ジャムをこってり塗って、食べさしてくれた。
コーヒーの香りが部屋いっぱいに広がって、美味しかった!
元気を取り戻した。
僕には、ミユキ、親しい友人たちと、とても恵まれている。
これからも、僕の能力、経験を最大限に生かして、
不安を手放し、
愛に基づいて行動し、
人々の役に立ちたいと思っている。
NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
どんな分野の職業でも、
よくFacebookに投稿される富士山の写真を見かけるが、とても楽しい。
時々、非常に芸術性の高い写真に出くわすことがある。
もし、レンブラント、ゴッホ、レオナルド・ダビンチ 、北斎、モネ、ピカソ等の画家達が丸テーブルを囲んで座ったとする。
そしてテーブルの真ん中に一個のリンゴを置くとする。
それぞれの画家のキャンバスに、全く異なるリンゴが存在する。
見る角度(芸術性)の違いだと言われる。
富士山を撮るあなたの中に高い芸術性があるかもしれない。
しかし、そんなことも気にしないで、「感動!」と言ってシャターを切ればいい。
NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
声楽、楽器、ダンス、演劇等々は
ステージで、又は、映像を通して観客に伝える仕 事である。
演劇を除いて、訓練方法がはっきりと確立されている。
例えば歌手が音を外せば、誰でも分かるし嘘をつけない。
以前、ニューヨークのメトロポリタンオペラハウスで、
百人ほどのオーケストラの一人が場違いな音を出し、
観客が飛び上がるほどのショックを目撃したことがある。
又、ダンサーが回転しそこなって、転べば、誰だってわかる。
ごまかしが効かない。
しかし、俳優の場合、嘘をついて誤魔化すことができる。
芸術に対する感性が非常に高い日本人が、
演技に関してのレベルが低いのは驚きだ。
僕が日本の俳優で、
唯一アクターズスタジオの俳優たちに見せたいと思ったのは、
映画『王将』で
阪東妻三郎の対戦相手に手作りの草鞋を差し出すシーンだ。
是非、観て欲しい。
演技の問題は、嘘をついて誤魔化すことができる。
(アカデミー賞受賞者にはおおむね皆無)
今も昔も、活躍している俳優たちは、
感じたフリをするのではなく、
体験の演技だ。
想像の世界で役の人物の喜怒哀楽を実際に体験する。
想像の世界で実際に胸をときめかし恋に落ちる。
殺意を感じて相手を殺す。
100分の1パーセントの意識があれば
実際に相手役を殺すことはないし、
病院に運ばれる事もない。
僕も、アクターズスタジオで、
ギャング役で、
相手役の体すれすれにアルミの椅子を投げつけたことがある。
相手役は、真っ青になって動けなくなった。
又、エリヤ・カザンガ、
主役に選んだ舞台女優がいたが
、僕と是非、演技をしたいと申し込んで来て、
スタジオのメンバーの前で演じたが、
二人ともひどい演技で話にならなかった。
3年経って彼女が、もう一度同じ作品をやろうと言って来た。
その前の晩、
エリヤ・カザンが、
たった2人のリハーサルを豪雪の日に観にやって来た。
演じてみせたが無残だった。
カザンは、2、3回拍手して何も言わなかった。
そして僕は、気がついた。
感情の強さはストラスバーグに常に指摘されたが、
その感情に火をつけ忘れたのだと。
トップクラスの女優の静かに延々と続くモノローグのあいだで、
ダンスと五感の記憶の訓練で鍛えた体をフルに使って
想像力を爆発させ、演じきった。
ストラスバーグのコメントも、
メンバーの反応も何一つ耳に入って来なかった。
演技を終えて、
近くの喫茶店で、彼女と向き合って腰を下ろした。
彼女は、静かに今ににも舞い上がるかと思われる
天使のように微笑んでいた。
人生は、課題に向かって全力で燃え上ればいい。
NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
(年を重ねると、思い出に浸りやすい。聖路加の院長、日野原さんのように少しでも、人々に役立つ仕事をしたいと願っている。)
書籍『神との対話』に
①自分の感情に耳をすますこと
⑵自分の最高の考えに耳を傾ける
続いて、今回は
③「自分の経験に耳を傾けなさい」について考えてみる。
小学校2,3年の頃、
B29の爆撃にあい日本の木造家屋など一瞬にして火の海に化し、
その中を駆け抜けて九死に一生を得た。
その後、
飢えに苦しみ、
上級生や教師から毎日のように殴られたし、
足の骨を折られたりもした。
僕の両親には、一度も叱られたり
叩かれたことがないのに。
この両親との絆が、今改めて考えると、
その後の僕の人生に、
人に対する信頼感と言う点で
大きく作用しているかも知れないと思っている。
ストラスバーグを始め、
エリア・カザン、
ポール・ニューマン等々、
僕の勝手気儘な性質を受け入れてくれて大切にしてくれた。
両親のおかげで、
人に対して無防備で、
自分をさらけ出すことができるのかも知れない。
現在も、こんな僕を30年以上に渡って、
付き添ってくれている僕のワイフ、
ミユキと僕の仕事を親身になってサポートしてくれる元生徒。
又、週に2,3回顔を出して僕のわがままを聞いてくれるデカチョウサ(60代)。
そして、3ヶ月にも渡って庭造りを無料どころか、
いつもお菓子やお弁当を差し入れてくれる木村さん
(80歳、若い女の子でなくて残念)
勝手気儘な衝動に従って生きて来られた僕の人生経験は、
無条件に僕を愛してくれた両親のおかげだと
改めて、気づかされました。
たまには御墓参りに行ってこないと!
しかし、この庭はエンジェルガーデン。
お父さん、お母さんは何時もこの庭に遊びに来ていると。
まあ、いいか!!
NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
月刊誌を送って頂いた。
dear人形劇団の皆様へ