2018年9月9日日曜日

感情の解放



今朝の出来事

今朝、奇妙な体験をした。

朝、5時に起きて、妻ミユキと犬を連れ、隣にある美しい公園に散歩に出かけた。

前日の嵐で大きな木があちこちで何本も荒れ果てた景色に一変していた。

公園を一周してから、いつものように富士山の見えるお気に入りの、自宅のエンジェル ティーハウスで朝食をとった。

途中気分が悪くなり、ミユキに助けられ、いつ倒れるか不安の思いでベッドルームに辿り着き横になった。

いつの間にか眠りに落ちていた。



夢を見た。

僕のクラスを受けにきた人達が、お寺の休憩所のような畳敷きの広い部屋に三十人ほどの人々集まってきた。

僕を信頼してやってきた人達、無関心な人達、不信感を持っている人達等々。

僕は、右手に短い棒のようなものを持ち、ところかまわず打ち鳴らし、一人一人の顔を覗き込みながら訳も分からない事を大声でまくし立てていった。

こんな事をしたらクラスがメチャメチャになる、信頼感を失うことになるなど、どこかで知りながらもわめき散らし、右手に持った棒で左手の鐘を叩き部屋中を駆け回った。

そのうち、抑えが効かなくなった。

周りにあった家具をけとばし、放り投げ、大声で叫びながら駆けずりまわり、めちゃめちゃに暴れ回った。

どこかで心の片隅でまずいなと一瞬思ったが、気狂じみた衝動を止める事が出来なかった。

わめき散らしながらジャンプして頭から落ちた。

狂気の真っ只中、嵐のように、見境なく、全てのものを破壊尽くしていった。

自分の永年にわたって築き上げた価値観をも。

そして、深い眠りに落ちたらしい。


眼が覚めると、場所も時間も定かではなく静かな気持ちで眼が覚めた。

5,6時間経っていた。


台風一過、嵐の後の静けさ、ベッドの上で静かに何の不安も、苦しみも無く空白の中に、目覚めた自分がいた。


この、静けさを体験するためには、嵐を呼び起こす感情を解放する必要があるかもしれないと思った。


キューブラ・ロスは言っていた。

「この渓谷を嵐から守るために、覆いを被せたら、あの渓谷美を目の当たりにすることは出来ないと。」

感情を解放してみよう!


ZEN