感情の解放
真の自分に出会う
以前、十数年にわたって10数人が寝食を共にし、合宿クラスを開いた事がある。
全員、全力投球だった。毎朝、5時に起き2時間の訓練、アルバイトに駆けつけて夜の7時からの訓練に一丸となって励んだ事を記憶している。ここで、学んだ事がそれぞれの人生に役立っている事を心から願っている。
今回のレポートは、本来の自分自身を取り戻す、一生徒の自己変革への壮絶な闘いの記録である。
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2008年9月2日フィーリングリベレーションを受けて
①何を思い出して何を叫んだか
今日の朝、僕はゼン先生に「いつも、まとまりすぎている。まとめてしまう。」という問題点を指摘された。僕は、バイト中も、そのことをずっと考えていた。「どうにかしないといけない」と強く思った。この問題点を突き抜けないといけないと思った。帰宅後、スタジオに向かった。殻をやぶりたいと思った。体を力強く動かし続け、衝動が来たら、雄たけびをあげた。そして、ストップしないよういした。少しでも何か起これば、突き抜けるために、また体を動かし、声を上げた。そうすると、中から溢れんばかりのエネルギーが来た。自分の持っている真のパワーだと思えた。嬉しかった。みなぎるエネルギーと力強さが全身に流れていた。自分が、普段、いかにまとまっていたのかを知った。
そのあと、10分前にゼン先生に挨拶に行った。そのとき、ゼン先生に、今日の指摘についての大切さを僕は説かれた。挨拶のあと、もう、やるしかないと思えた。いま、解決するしかないと思えた。フィーリング・リベレーションのブレーキングにおいて、突き抜けるために、全エネルギーを賭けようと決意した。それを心に秘めてスタジオで、セッションを待った。
そして、フィーリング・リベレーションの時間が来た。フィーリング・フィベレーション宣言をしたとき、先にスタジオで自主練習したことが影響し、また何かと突き抜けたい思いが重なり、宣言の声や手の上げ方からして、違っているのが解った。そして
宣言の後タタタンPGをしたとき、腕全体で、空気を切ったかのような感触が起こり、ポーズを決めた。
お手手つないでに移った。身振りもいつもの調子ではなく、パターンにならないように必死だった。OPEN YOUR BODYも、体をバラバラに打ち砕くかのごとく、全身を激しく動かした。「子供になる」というセッションの本質から多少ズレてでも、今日はブレーキングにおいて、いつもの調子から突き抜けることを優先して、行った。
そうして行くうちに、子供の僕は、お腹の痛みを抱えていることに向き合いだした。「母ちゃん、母ちゃん、お腹痛いよ!!」「優しくしてよ!!」「なんで、変わったんや!!」など叫び続けた。今日は、ブレーキングが来なくても、常に体を崩し続けた。それも、いつもの調子ではなく、一歩でも先に突き抜けたいがために行った。途中のブレーキングの連続において、少しでも何か衝動が来たら、残さず、外に吐き続けようと、必死にやった。ゼン先生に、ブレーキングの指示が来たら、間髪入れずに、すぐに全力でやっていた。今日の僕は、ブレーキングを求めていた。
特に、貝殻おこし、焼けトタン、クレージーダンス、「水に溺れる」が強烈だった。抑圧された感情によって起きる衝動に、子供の僕は振り回されているかのようだった。セッション中において、起きた衝動は、全て抑圧された感情によって起きたものだった。その苦しい衝動に、体を振り回され痛みを味わった。子供の僕が抱えた苦しみや痛みの大きさを体をバラバラにしていくうちに、浮き彫りになった。
そして、こうしてやっていくうちに、胃の底に、ずっと溜まっていた抑圧された感情を嗚咽とともに、今日吐いた。余ることなく、全部吐いた。一滴残さず吐いた。突き抜けたい意志が、後押ししてくれた。
「怒り」が来た。母を思いっきりぶん殴り、そのあと床に転がっても、蹴り上げた。オオカミで母を噛み切り、ぶん回した。無我夢中だった。「哀しみ」に移ったとき、体が硬直してしまうくらいの哀しみが来た。「愛に対する要求」において、母に抱きついた。湧き上がる感情の渦の中で、必死に抱きついていた。いま思い返せば、意識があるのか無いのか解らない状態だったように思う。母の愛情を欲しいという思いしかなかったかもしれない。
ゼン先生の指示が聞こえ、はりつけと遠吠えで全部吐くことに必死だった。いつもなら、もうこれで良いとしてしまうところの、さらにその先に行くべく、声とともに、残っている感情を口から吐き出すことに邁進した。
波動とP.Gにおいても、ふと、こぼれてきた涙を拭い去るように、120%以上投げ込み、やれた。そして、エンジェルダンスをし、セッションを終えた。
(セッション後)
最後のゼン先生の話を聞いているとき、涙が目に浮かんだ。でも悲しいからではなく、嬉し涙であった。同時に、今日こうして全力でやったことで持てた自分への自身からくる力強さが来た。こうして、自分は今立っている。湧き上がるエネルギーがフツフツ起きる。これが自分だと確信しながらゼン先生の話を聞いていた。ゼン先生が組んだカリキュラムの意味。フィーリング・リベレーションに対するゼン先生の思い。そして、メンバーの人生を大切にしたい思い。僕は、ゼン先生の話を聴きながら、頭ではなく、胸で全てを受け取った。自分が、今日全てを投げ込んだから、ゼン先生の話を胸で受け取れたのだと思える。言葉ではなく、心でゼン先生に感謝した。
②今週のフィーリング・リベレーションに望んで、どんな用意をしたか?
課題・・・①で書いたように、ブレーキングにおいて突き抜ける課題を心に秘めて、セッションを待った。
結果・・・ブレーキングに全てを賭けた。すると、何か表面がはがされ、隠れていた抑圧された感情が浮かび上がってきているような感じになって、そのとき吐き気がして、一気に吐くことができた。
③今週の課題と、その結果について
課題・・・ブレーキングにおいて、突き抜けること。
結果・・・今日この課題に投げ込んだことは、フィーリング・リベレーションだけでなく、自分のこれからに通じるものだ。一度だけに終わらないようにしにといけない。一度だけで終わってしまうと、また元に戻る。
④小さいときの深い傷口に触れることを妨げているのは何か?
あと一歩突き抜けられないで、停滞しようとすること。
⑤それに対しての具体的な言動
その瞬間に全てを投げ込む。そして、突き抜ける。
⑥自分の洞察
まとまってしまって、突き抜けることをしないから、不安が訪れて、自信が無い。それを続けながら、どれだけ演技の訓練を続けて技量を高めても、いつまでも「まだだ、まだだ。」と僕は、やるだろう。今日、ゼン先生に問題点を突きつけられ、最近ずっと続いていた悩みがどうしてそうなるのか、ということと、そして、現状を打破するヒントを僕は与えられたと思えた。
本当は、僕は弱くないんだ。荒々しいし、気性も激しい。人と足並みをそろえたくない。こじんまりした人間でなく、もっと激しくダイナミクでもあるはずだ。人に強制されたり、流れに乗ることを極端に嫌うのも、それだけ一個の人間でありたいと思うからだ。でも、実際には、逆のことをしている。まとまろうとして、湧き上がる衝動を吐こうとしない。まるで能力を出し切っていない気がする。だから、僕は苦しいのだと思う。もう、自分を生きていないのだ。今日のフィーリング・リベレーションとゼン先生からの指摘から、これから進むべき方向はハッキリとしたので、あとは、やるだけだと思えた。もう、やるしかないのだ。自分自身も最近危機感を感じていたので、やるしかない。突き抜けるしか、この現状を突破することが出来ないのだ。
⑦最近の自分の変化について気づいたことは何か
ここまで、レポートで文章を長々と書いたが、もはややるしかない。いまの自分は、本当にやるしかない。「最近の変化」とは、そこまで自分が来ているということだ。ゼン先生の言う通り、もうレポートを書くことによってのみ留まっていられない。そういう現状にあることをハッキリと認識しておきます。
⑧今回のセッションで感謝できたことは何か
今日の、ゼン先生の言葉を僕は先ほども書きましたが、胸で、しっかりと受け取りました。自分の人生が、このフィーリング・リベレーションで懸かっているわけだし、ゼン先生に言われたからするのではなく、自らで全力で立ち向かうしか、他にありません。責任を持って、来週も行います。来週もよろしくお願いします。人生を変えるべく立ち向かいます。ゼン先生、本日もフィーリング・リベレーションをいただきまして、ありがとうございました。
⑨フィーリングリベレーション宣言
「私が、いつも、まとまってしまって突き抜けられない理由がフィーリング・リベレーショで解りました。これは、抑圧された感情だ。かかずりあうなと、声をかけ一歩前に出ます。タタタン、タタタン、GOGOGO!!」
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注)(感情の解放の目的に就いて一言)幼児期に抑え込まれた感情が、その人の人生に常に付き纏い、自分や他人に対しての不信感を生む。
この感情の解放は、心の汚れを掃き出そうという試みです。その人の生き方を歪め、暗いものにする身体の何処かにこびりついた否定的な感情を、意識的に体を緩め、動かし胸からの声に乗せて掃き出そうと言う試みです。健全な人をより健全な人にする、本来の自分らしさを取り戻す試みです。(我々は、病的な人を一切取り扱いません。それは、医者の仕事です。)
この感情の解放の結果として、人間本来の明かるさを取り戻す、人に優しくなる、親に対する思い遣りが深まる等々です。
10数年前の当時コミュニティーは、日々寝食を共にし、みゆきと僕の指導のもとに日々訓練をつずける事ができました。
現在、短期合宿クラスを開いていますが、感情の解放(フィーリング・ リベレイション)は、個人の自由意思に任せています。生徒は世間から完全に隔離された三階の100畳敷の広いスタジオで、いつでも好き勝手な時間に駆け上がって大声を出して暴れ回っていますが大変な効果があると思っています。
感情の解放(フィーリング リベレイション)は、心の汚れを掃き出して、風通しを良くするのが目的です。
ZEN