2018年12月6日木曜日
短期合宿クラスを受けて
2018年11月24日
まず最初にゼン先生から、〝真実に対する養う感覚を養う〟
というお話が出た。
映画を見たときにいい演技がわかるか?…
真実に対する感覚を養い、自分の認識を高めて、自分で自分を成長させられる俳優になりなさいと。
実際に演技してる時は誰も助けてはくれない、自分自身でしか自分を動かす事は出来ないから、これは絶対ものにしなければいけない、絶対ものにするという思いと、今回はどんな発見があるだろうかとワクワクした気持ちが出てきた。
実際、私はいい演技が分からないという悩みがあった、特に洋画などは尚更わからない。
前回ゼン先生に言われてマーロンブロンドの作品 を見てみたが、確かに上手い。が、そこまでずば抜けて上手いだろうか、何が素晴らしいのか、他の名優と言われている俳優達と何が違うのかがわからない。
そんな疑問を持ったまま始まった合宿だった。
まずはミユキ先生のレッスンが始まった。
前回は最初だったということもあり、自分の思いう通りに身体を動かしていたやる気のエクササイズやタタタンPGあとはビッグな動きも今回はさらに動きを細かく指導していただいた。
ただ、身体に意識を集中させようとすると感情や想像がついてこない。
形の決まったものに感情をきちんと入れらるようにというお話がゼン先生からもミユキ先生からもあった。また、日本は形にとらわれるのが好きというのも納得だ。(個人的には歌舞伎は好きなのでよく見るが)
決められた形でも自由に感情が付いてくるように訓練していきたい。
ミユキ先生のレッスンではいつも新たな自分を発見できる。
身体のくせが心と一体化していて、飛ばす方向に足が向いていなかったり、普段の自分の生活すらも見直せるような発見が毎回ある。
こんなにも身体と心は繋がっているのかという事も実感できる。
ミユキ先生に細かく指摘して頂いた事を注意して日々の練習に励む。
夜のパフォーマンスでは、ミユキ先生に相手役をお願いし、ゼン先生にみてもらった。
始まる前にミユキ先生との打ち合わせの内容もすごく勉強になり、こうやって役を理解していくのかという事が分かったし、ゼン先生から色んな質問を投げかけられた時に、もっと細かく深く想像していかなければいけないという事にも気づく事が出来た。
教えて頂いた5原則を元に想像の世界を創り上げていきたい。
その後の映画鑑賞は、本当に本当に勉強になった。
普段映画を見ながら解説してもらう機会など私生活、および他の演技レッスンでも全くない。
ゼン先生が、ビデオを止めて、これはちゃんと人の話を聞いている目だとか、目をよく見ていなさいと教えてくださった、動き方、嘘か本当かの見分け方、いい演技と悪い演技のポイントを教えてくださった。
演技を見る時のポイントがよくわかるし、
何より自分の演技をどうよくしていくかという事にも通じる本当にいい時間だった。
私は自然に感情が出るようにしようと思うあまり、セリフをどういう風に言うかとか、自分の演技の事しか考えておらず、相手役はおかまいなし。
相手が話している時の自分の表情、ちゃんと相手のセリフを聞くと言うこともこの鑑賞を通して教わった。
また、目は心の窓という事も、この鑑賞を通じて自分の理解がさらに深まった気がする。
それを更に自分の演技に活かしていけるように。。。
映画鑑賞は是非また受けたいと思ったし、本当に学びの多い時間だった。
11月25日
センソリーのレッスンから始まった。
まずはリラックスから…
だが、崩して広げるを繰り返していてもなかなか自分の感情が変わらない。
ミユキ先生にも指摘された通り、崩すというのが、出来ていなかった。
自分では崩しているつもりで毎回練習していたので、そこからやり直さなければと思う。
崩すってどういう事?
声が一本調子になってしまう問題も解決したい。崩して広げる。
引き続き練習して自分のものにしていく、絶対に。
センソリーはコップから始まった、考えると動きが止まる、コップを感じようとすると考えてしまう。
手に目が付いているようにと言われた通り、
コップを肌で感じられるようになるまで引き続きトレーニングあるのみ。
今回も2日とは思えないほど学びの多い合宿だった。
ただ毎回変わっていく自分が本当に楽しい。
そして、何より素晴らしいのが、
今までは演技をしたいと思っていても、どこか苦しい、でも演技したい。と思いながらやっていたが、このレッスンを受けるたびに、想像の世界へ入りたい、演技したい。早く演技したいという思いが本当に強くなっている。どんどん演技が楽しくなる気がしてしょうがない。
そして私の人生も!
ゼン先生ミユキ先生に出会えて本当に良かった!
今回も本当にありがとうございます!
エリー