テレビ放送で外国から有名なスポーツインストラクター達を呼んで子供達を訓練するという番組がある。
この番組をいくつか見たが 、それぞれの分野の教師達は経験豊かで、情熱もあり素晴らしいと思った。
しかし、しばらく、この番組から離れていたが、2、3日前、偶然今回の新体操のコウチ オリガ・ブヤーノワ(ロシア)の番組を見る機会を得た。
彼女曰く、
「誰でもトップになれるわけではありません。
でも新体操から得られることはたくさんあります。
自分を乗り越える力や、
恐怖心に負けない力、
人前で自分を見せる力、
集団で力を合わせ、共に何かを創造する力、
何年もそうゆう訓練をつんでいるから、新体操の経験者は、
社会に出ても、堂々としているのです。
今の自分を乗り越えていくためには、たとえうまくできなくてもやり遂げることが大事なのです。
柔軟性が大切、毎日の積み重ねが大切。」
と。
「誰でもトップになれるわけではありません。
でも新体操から得られることはたくさんあります。
自分を乗り越える力や、
恐怖心に負けない力、
人前で自分を見せる力、
集団で力を合わせ、共に何かを創造する力、
何年もそうゆう訓練をつんでいるから、新体操の経験者は、
社会に出ても、堂々としているのです。
今の自分を乗り越えていくためには、たとえうまくできなくてもやり遂げることが大事なのです。
柔軟性が大切、毎日の積み重ねが大切。」
と。
芸術、スポーツ、教育に至るまで、殆どのあらゆる分野で訓練方法が確立されている。
例えば、ピアノは、人間の体の外にあり、誰が鍵盤を叩こうが 、そのエネルギーの強さと、タッチの強さ、タイミングを正確に反映して音を出し、表現する。
しかし、人間は 、生きている楽器だ。
例えば、嫉妬心というというキーを押し表現しようとすると、そんなバカな事をするな 、みっともない、恥を知れ!とブレーキがかかる。
(子供は違う。喜怒哀楽を在るがまま感じるままに表現に移す。俳優訓練とは、子供になる訓練だと云われる。子供が出演している素晴らしい映画、『鉄道員』、『自転車泥棒』、『禁じられた遊び』等、何本もある)
話は、それるが、『禁じられた遊び』の子役を演じたブリジットが、ニューヨークの僕のアパートに友達に連れられて遊びに来たことがある。
もう、スッカリ成長していて魅力ある女性になっていた。
「どうやってあんなに素晴らしい演技をしたの?」
との僕の質問に答えてブリジットは、
「監督さんの云うことが、みんな本当のことだと思った。」
と言っていた。
との僕の質問に答えてブリジットは、
「監督さんの云うことが、みんな本当のことだと思った。」
と言っていた。
演技とは、信じることだと云われる。
殆どの俳優は信じられないために、信じたふりをする。
嘘をつく。
演技訓練とは、子供になる訓練であり、舞台で起きている想像の世界を信じる訓練である。
そして、俳優は、人間という生きた楽器、この社会に順応するために、本当に感じたこと、考えた事を表さないように訓練された楽器を携えて舞台に立つ。
普通人間は 感じた事を表現し考えたことを言葉にする。
しかし、殆どの俳優は、考えないで、記憶されたセリフをいかにも考えたように話し、如何にも感じたようにオーバーなジェスチャーで立ち振る舞う。
センス オブ トルース という言葉がある。
真実に対する感覚だ。
一流になればなるほど、この感覚が研ぎ澄まされてくる。
アル・パチーノやロバート・デ・ニーロ等、現場で周りの人たちがみんな拍手するのに、もう一度やらせてくれと訴えるように。
では、真の俳優を育てる演技訓練とは一体どんな訓練だろう。
次週に続く。
ZEN
(僕自身、いつも衝動に従いやすく、今回も上記の新体操のインスラクター、オルガ ブヤーノワ の話をしたかったのに、またそれてしまって残念です。次週に回します。)