第56回
『神との対話』を読んで、共感したり、感動したりすることは、容易にできるが、実行することは、なかなか難しい。
全ての行動の動機は二つしかないと書かれている。
愛に基づくか、
不安に基づくか、
どちらかだと。
で、今、自分の勉強部屋のロッキングチェアに座っていて、愛に基づくとしたら、何をすべきだと考える。
何時もこの部屋で、本を読んだり、駄菓子を摘んだり、夜はワイフ、ミユキが食事を運んでくれ、ここで食べたりするので汚れやすい。
いつも、心の片隅で誰かが掃除をやってくれるだろうと思っている。
『神との対話』を読んでいて、今、この部屋、この椅子に座っていて、愛に基づくとしたたら何をすべきかと考えた。
自分で、自分の部屋を掃除をすることだ!と決心したが、昨夜はオリンピック番組を見てしまった。
今、約2時間かけて引き出しを四つ整理した。
思い出があったり、執着心があったりするものも出来る限り捨てることにした。
あと、引き出しが20個以上も残っている。
以前にも話したが、84歳になる脚の不自由な大下先生、そして、クロちゃんの掃除の仕方はハンパじゃない。
掃除とは磨きあげることだと云う。
この二人が掃除した部屋に入ると清らかな空気が流れ始める。
聖なる雰囲気が漂う。
このように掃除をすることによって、心の汚れを掃きだすことになるのだろう。
この4月から合宿クラスを始める事になるが、先ず、自分の割り当てられた部屋を生徒それぞれが、徹底して掃除し、部屋を磨くことは、自分の心を磨くことだと実感して欲しいと思っている。
また、事業等に成功している人は、殆ど間違いなく自分の会社、店、自宅等徹底して掃除に勤め、清潔を心がけていると言われる。
又、使わない古いものを、もったいないとか、思い出があるとかの理由をつけて持っていると、それらのものから出てくる波動が人体に悪い影響を及ぼすと言われる。
今、住んでいる家が、100坪の三階建スタジオ付きで計300坪、この2年かけて家具を始め山のような不用品を窓から放り出した。
500坪ある庭も友達が、木の苗を植えて綺麗にしてくれた。
この家に来る人が、皆とても幸せな気分になると云う。
問題を抱えて悩んでいたら、先ず、掃除をしてみよう 。
良い波動が部屋を満たす。
心が澄んでくる。
新たな発想が浮かんでくる。
人生が上向きになる。
ZEN