2019年1月3日木曜日

若者の使命について

俳優を目指す人々への提言

『若者の使命について』



ザ・アクターズスタジオ正会員
ゼン・ヒラノ


今日、社会は、ITやAIの驚異的進化により未知の世界に突き進んでいる。

よって若者を指導できる指導者は皆無と言われる。

若者は、自分自身の発想、意思、選択、ビジョンで突き進むことになる。

いつの日か、この地球から、戦争をなくし、飢えをなくし、国境をなくして地球を楽園の星にすることは、若者の人類に対する愛と、新たなる発想と努力にかかわっていると確信している。

これらの未来を背負っていく(突き進んでいく)若者たちに、僕は、どんな貢献ができるのだろう?

僕は、確信している。

これまでに押し付けられた偏見や、価値観や、お仕着せを脱ぎ捨てて裸で立つこと、自分の胸に耳を傾けて、突き進む事だと思っている。

自分の可能性を信じて一歩踏み出す。

あなたの持っている潜在能力は、計り知れない大きさを持つ。

あなたの持つ能力は、天から与えられた贈り物で、あなたが気がつくかどうかが鍵だと思っている。

僕が、現在の合宿クラスで実践している重要課題の一つは、自分自身である事の素晴らしさを体験する「感情の解放」である。

今までに、自分の体内に溜め込んだ、押し付けられた道徳観、先入観、劣等感、嫉妬心、怒り、憎しみ等、否定的な感情を身体を揺さぶり動かし、大声で叫んで吐き出すことだ。

そして、本来の自分自身を取り戻すことだ。

本人が自身の吐き出す、否定的なあらゆる感情を受け入れ、励まし、勇気付け褒めてくれる人が必要だ。

それが、僕の仕事だと実感している。
(あるがままの自分に立ち返る。子供にかえるのが俳優訓練だと言われる。)

人は、それぞれの方向に偉大なる能力を持っている。

それに気づきを与えるのが僕の仕事であり、使命だと確信している。

今回、人に勧められたこともあり、何年振りか東京で、講義と実習を企画したいと思っている。

文才もなく、iPadに向かって右手の中指で、一行ごとに間違いながらなんとか文面を纏める仕事は、自分自身の認識を高めることに役立つと思うが、人々と直接顔を合わせ、交流し、体験して貰う事が、本来の自分の仕事だと思っている。


ZEN