2020年5月30日土曜日

振り返り

僕は、どうゆう訳か有名人に好かれた。

ほとんど、自宅に人を呼んだことのないストラスバーグは、僕に毎週遊びに来るように言われたし、
アメリカNO.1の演出家エリア・カザンが、たった2人のリハーサルを、雪の中1時間以上も歩いて見に来てくれたし、
僕の演出した『藪の中』を観たポール・ニューマンに、
「ゼン、全てをまかせろ、売り出すから日本に帰るな!」
と言われたし、
人の勧めでイヤイヤオーディションを受けたら、演出家とプロデューサーがやって来て
「実は、ゼンのパートは無いが、40分付け足すから出てくれ」
言われた。

又、演出のえの字も知らないのに、川端康成の『雪国』を5分でいいからと、美人の女優に強引に進められて(演出って何のことか知らなかった)、気がついたら1時間以上になり、スタンディング・オベーション。

メンバー達は、直ぐ本を買いにいって読み、
「ゼン!あんたの演出したことは、どっこにも書いてない」
とクレームが来た。

しかし、僕は作家に対する畏敬の念からナレーターも入れて、一字も余さず演出した。

又、訳も分からず演技したら(アクターズスタジオでは、あり得ない事だが)、冷静なストラスバーグが、思わず立ち上がって
「ここにプロデューサーがいたらゼンは主役だ!」
と叫んだ。

アル・パチーノやデ・ニーロが5,6年かけてメンバーになったのに、年に一度の最終試験に3日前に強引に招待されて、メンバーになってしまった。

当時、この演劇の世界に全く、無知で、どうゆう訳かあまり親しく無い女性に、見学者として、アクターズ・スタジオに放り込まれて奇妙な人生がスタートした。

当時、スタイルが良くハンサムだったのかもしれない。

恩師ストラスバーグが急死し、僕の人生であれほどショックを受けたことはなかった。

何日か、泣き続けた。

その直後、ニューヨークを後にした。

NYから40日間かけてバイクでロサンジェルスに向けて旅立った。

「恩師 ストラスバーグよ サヨーナラ! 心から愛と感謝を!」





NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
写真は、アメリカ大陸音団を終え、日本に辿り着いた直後のZEN HIRANO


安らぎとは何か?

日々の生活でいろいろ気になることが多い。

生活費を稼ぐ事。
健康のこと。
対人関係。
税金。
空気汚染。
地震、津波等々・・・


現代社会に生きていくには、これらの問題を避けるわけにはいかない。

殆どの人は不安と戦いながら夢中になって働かなければならない。

緊張を強いられる。

不安や、緊張を抱えながら生きていくのが人生だとしたら、何のために生きているのか?

多くの人が希望を失って自殺する。

この地球上の年間の自殺者数80万人。

お互いが自国の正義を主張して戦争をし、数えきれない若者たちが死んでいく。

又、幸福論を書いて自殺する人もいる。

幸せとは、求めるものでなく他者に与えることだ。

「与えられれば、自分が幸せをもっていることになる」
(書籍『神との対話』より)

僕の教師としての幸せは、その人が本然の姿を現し、喜び輝いているのを目にする時だ。

幸せは追い求め、見つけるものでないような気がする。

幸せは気づきによって、あらわれるような気がする。



幸せな人といえば、僕のおばあちゃんを思い出す。

90歳を過ぎて愛犬に飛びつかれ腰の骨を折って寝ていたが 、幸せいっぱいの笑顔で
「いつでもお迎えが来てもいいよおー」
と言っていた。



又、昔、アクターズスタジオで一人の俳優が、幸せいっぱい、ニッコリと微笑みながら、ユックリと死んでいく場面を演じたのが、未だに強く印象に残っている。

不安にかき立てられて人生を終わりたくない。

愛するものを、喜びを与えてくれるものを1つでも多く見つけて、
「ありがとう!」
と言って、人生を歩んで生きたい。



NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
(中途半端な文章になって申し訳ない。)

2020年5月28日木曜日

映画『あたな その川を渡らないで』


https://natalie.mu/eiga/news/184596
https://ogre.natalie.mu/media/news/eiga/2016/0422/anatariver_201604_01.jpg?impolicy=hq&imwidth=730
映画『あなた その川を渡らないで』


前回「我が大草原の母」を紹介させて貰ったが、もう1つ深く心に残るドキュメンタリー映画がある。


『あなた、その川を渡らないで』

この老夫婦に、人が我を捨てて愛し合うことの素晴らしさを目の当たりにする。

愛とは大げさなものではない。

相手に対する思いやりではなく、思いだと教えられる。

条件付きの愛など存在しないと教わる。

自分の心の片隅に置き去りにされた、無条件の愛に声をかけてみたい。

「ゴメンね」と。

自分のことで頭が一杯で、心配事で駆けずり回っていた日々。

不安に基づき、何かを見失っていて走り回っていた自分。

今、この混迷の現実の世界で、
ここエンジェルガーデンの庭に咲く桜のように、

何事もなく
今を静かに謳歌したい。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月27日水曜日

映画『我が大草原の母』

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映画『我が大草原の母』


もし、僕が今まで観た映画のうち、最高の一本を挙げるよう言われたら、
それは、マーロン・ブランドでもなく、オーソン・ウエールズでもなく、「風と共に去りぬ」でもない。

中国の低予算の映画
「我が大草原の母」
を躊躇なく挙げる。

舞台はモンゴル。

飢餓のため、手放された遺児を引きとって、育て上げる一女性の愛の物語である。

天から授かった母なる姿の美しさ、尊さをまざまざと見せつけられる。

批評家が物知り顔に星印幾つなどと言って欲しくない。

母親の持つ愛の崇高さ、美しさを評価し、星印幾つだという者に対して、僕がヒットラーだったら、即、銃殺だ。

毎日、3,4本映画をTVで観てきて、これほど感動させられる映画に出会ったことはない。

センチメンタルな僕は、一日中涙が止まらない。

この映画で真の母性の崇高さ、美しさを伝えてくれた女優に、そしてこの映画に携わった人々に、感謝と尊敬の念で胸がいっぱいになる。



NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月26日火曜日

若き女優 イザベラ・ヴィドヴィッチについて

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映画『ワンダー 君は太陽』


最近、映画「ワンダー 君は太陽」の1場面を20回以上くりかえし観ている。
(但し一場面のみ)

劇中劇、舞台公演の一場面でソーントン・ワイルダーの我が町。

観客を前にして、イザベラ(18才)の1分半のモノローグの場面だ。

彼女の両手は体の前で組んだまま、何のジェスチャーもない。

人間の魂の深い源泉から感情がとめどなくー溢れ出て体を震わせ、俳優芸術の素晴らしさを実感させられる。

この、若き女優イサベラが、天から与えられた贈り物を大切に守り、育て上げて大輪の花を咲かせて欲しいと願っている。

(この映画の主役ジュリア・ロバーツが、自分の演技を忘れて彼女の演技に心を奪われているのがハッキリと伝わってくる。)



ストラスバーグは言っていた。
「相手役の演技に心を奪われた時に、自分も良い演技をしている。」


表現力と言うと体を振り回すジェスチャーと思うかも知れないが、一番の表現力を持つのは、目だと言われる。

目は魂の窓と言われ、嘘をつく事は出来ない。

自分の意思で目の色を変える事は出来ない。

その俳優が想像の世界を信じているかどうかは目を見ればわかる。

(あなたの恋人があなたを本当に愛しているかどうかは、相手の目を見ればわかる。
貴方が恋に落ちていれば、恋は盲目と言われるから、難しいかも?)

リラックスの訓練の重要性は、自分の感情や想いが、からだの緊張によって何処にも邪魔されないで、目に表れるようにする事だ。

(同じ事を何回も繰り返しているようで、まとまりがつかなくなって来ました。)

今日はこれで、失礼します。




NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月25日月曜日

役になりきる努力と執念


映画
「ガンジー」
「ウィストン・チャーチル」
「リンカーン」
上記の映画は、何度見ても感動し涙する。

それは、映画の物語ではなく、それぞれの俳優が、役になり切ろうとする誠実な努力と執念の凄さだ。

それは俳優冥利に尽きる。

俳優はまず、これらの実在人物の身体的特徴をモノにしなければ観客は納得しない。

俳優はその人物の歩き方、話し方、ジェスチャーをマスターしなければならない。

それだけでなく、役の人物の目を通して世界を見、役の信念、意志、夢や挫折を自分の魂の中に染み込ませなければならない。

この大役を引き受けて、果敢に立ち向かう俳優たちの、我を忘れての努力に、感動と畏敬の念で胸が熱くなる。


上記の3人の俳優は、アカデミー主演男優賞を与えられた。


僕の敬愛する映画監督エリア・カザンが言っていたが、
「演技とは、人間理解だ」
と。

役が目にしたものを、自分の目で確かめ、役の想いを自分の想いとし、役の信念を自分の信念として、想像の世界に我を忘れて酔いしれること。

これらの99パーセント役の世界に入り込む俳優たちの勇気と努力に畏敬の念を覚える。

(想像の世界にとことん入り込んでも、1パーセントの自意識があれば、気狂いにならないと言われる。)

巷の殆どの俳優は、自意識過剰。
我を忘れることはない。

多くの俳優を志す人達は、俳優になりたいのではなく、有名になりたいのだと思うことがある。

「俳優になりたいという欲求は、想像の世界に生きたいという欲求であり、高く舞い上がりたいという欲求だ! 」
とゴードン・クレイグは言っている。


俳優を志す若者たちに、俳優の仕事とは何かを認識する為に、上記の映画を繰り返し観て欲しいと願っている。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月24日日曜日

英俳優 ダニエル・ディ・ルイス


映画『ファントム・スレッド』から


トップクラスとは?
スターとは?

最近、イギリスを代表する俳優たちの映画を観ています。

素晴らしいです。

話に聞く過去の名優、ドゥーザ、サルビーニには、追いつかないでしょうが、
シェークスピアを生んだイギリスの俳優だけあって、役に対する真摯な態度に、
心を打たれます。

まず、映画「リンカーン」を演じたダニエル・ディ・ルイス。

彼は、アカデミー賞の主演男優賞を3回とっています。

徹底した役作りを行うことでも知られており、そのスタンスはロバート・デ・ニーロと比較されることも多いと言われます。


゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚

<以下はWikipediaより引用>
『マイ・レフトフット』では
実在の脳性麻痺の画家クリスティ・ブラウンを演じるため撮影中は常に左足だけを使った。車椅子に座ったまま生活し、立とうとはしなかったため、ケーブルや照明の邪魔にならないように、スタッフに車椅子ごと移動されていた。
『ラスト・オブ・モヒカン』では、
モヒカン族の役を演じるため6ヶ月間にわたって野営や釣りを行い、獣の皮を剥ぎ方などのサバイバル術を習得。最終的には自分でカヌーを作れるまでになった。
『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』では、
プラザホテルに2週間滞在した。1870年代の衣服を身につけ、ニューヨークの街を数週間さまよい歩いた。
『父の祈りを』では、
IRAの爆破事件の冤罪をかけられた北アイルランド人を演じるため、北アイルランド訛り徹底し、約15kg減量した。撮影中は独房のセットで夜を過ごし、スタッフに罵声を浴びせ、冷たい水をかけるように頼んだという。
『ボクサー』では
プロボクサーと週3回のスパーリングを3年続けたが、そのスパーリングの最中に鼻の骨を折ってしまい、現在は鼻がわずかに曲がっている。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』では
20世紀初頭の録音記録や1948年の映画『黄金』を参考に1年間かけて役作りした。
『リンカーン』では
当時のリンカーンの外観に似せるため髪と髭を伸ばし、関連の書物やリンカーン自身が書き残したものを読みあさり、19世紀の生活に慣れるため、メアリー・トッド・リンカーン役のサリー・フィールドと当時の文体で手紙の交換を4ヶ月間行い、南部訛りを徹底して撮影に臨んだ。
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恩師ストラスバーグが常に言っていた事は
「努力が有っても、才能が無ければモノにならないし、才能が有っても努力が無ければモノにならない」
と。

ここで言いたいのは、
トップになるには、生まれつきの才能と、とてつもない努力が必要だという事です。

徹底して努力出来るのを才能と云うのかもしれません。

もし、あなたが俳優を志ざすのでしたら、アカデミー賞を獲得した俳優のみを観て、
想像の世界に生きるとはどうゆう事か、
どんな訓練が必要なのかを見極めて下さい。

トップクラスの俳優のみを観て、
真実に対する感覚を高めましょう。



NY ザ アクターズ・スタジオ
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ZEN HIRANO


2020年5月23日土曜日

神からのメッセージ

神からのメッセージ
『神との対話』より

書籍『神との対話』に、
「神は一人一人全ての人にいつもメッセージを送っている」
と言っている。


しかし 殆どの人は、人生はと向き合うのを避ける為か、自分は値しないと思っているか、その日暮らしに追われているかで、神が自分に メッセージを送る訳がないと言う。

また、もし、神からメッセージを受け取ったとしたら、ないがしろにするわけにはいかないだろう。

実行に移さなければならない。

それでは、責任が重すぎる。

誰かその筋の人に任せたほうが良いと。

但し、その筋の人のメッセージが、神からのものかどうかは疑わしい。

言われてみると全くそうだが、僕も、この神との対話の本や、その道のエキスパート、哲学者、科学者、教育者、、、、等々に耳を傾けているが、神のメッセージに自分自身の耳を傾けたことがないと気付かされる。

今、急に
「全ての人の本質は愛だ! 不安がそれを見えなくしている。」
と言う言葉が、浮上してきた。

自分自身を含めて、多くの人が本来の優しさ、美しさを見せられないのは、不安のせいだと理解しろと言う神からのメッセージかもしれない。

いつも我々は、自分の個人的な感情や思惑で、人々を評価する。

自分とかかわりを持つ人々の不安や欠点でなく、本来の優しさに、愛の目を向けてみよう。


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ZEN HIRANO

2020年5月22日金曜日

感情は他者とのコミュニケーションのための強力な手段

~『神との対話』より~

『神との対話』の本、九冊目の最終本『神へ帰る』は僕にとって、非常に難解で、少しでも深く理解したいと思ったので、改めて、第一冊目の『神との対話』を始めから読み直す事にした。

対話のp14からp17まで読み進んだが、(英語文でも)理解に苦しんでいる。

自分自身の生き方を導いてくれる大切なメッセージなので、聞き逃したくないし、理解したい。

まず、神とのコミュニケーションの方法について神は言っている

「相手と解り合う為に言葉は、コミュニケーション 手段としてとして、劣る、弱い」

一方、
「感情を通してのコミュニケーション、それは魂の言葉だ」
との事。

喜怒哀楽の深い感情は、ある時は沈黙を強いると言われる

深く恋に落ちた2人の見つめ合う眼を見ればわかる。

言葉での説明はいらない、目は魂の窓と言われるから。

自分の人生を他者との関係において、より深く、より喜びあるものにするには、自分の感情が、愛に基づくか?不安に基づくか?を見きわめる必要がある。

目は嘘をつく事はできない。

目の色を意識的に変えることが出来ないからだ。

お互いの持つ喜怒哀楽を分かち合えること、感じあえること、それを愛と呼ぶのかもしれない。

「此の世での行動の動機は、愛に基づくか、不安に基づくか、どちらかだ」
と。
この、パンダデミックの不安で困難な時代を、愛に基づいて切り抜けられたら、人類は大きく成長することだろう。

「成長それは神の存在の証し」
と言われるから。

『神との対話』に書かれている言葉は、僕にとって、あまりにも高度で異次元で真実で、かつ、誤魔化しの効かない世界。

次世代を構築する若者達に是非読んで欲しいと切に願っている。

(僕の専門分野の話になるが、他者と交流を深める為には、心身共にリラックスする習慣を意識的に身につけることが必要不可欠だと思う。)


NY ザ アクターズ・スタジオ
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ZEN HIRANO

2020年5月21日木曜日

愛を選択しよう


昨日、一昨日にかけて、戦争反対、平和論、について書いてみたが、調べてみると、歴史上の多くの著名人が、平和論について述べている。

しかし、人種同志、国同志の争いは一向におさまらない。

全ての動植物は、生き残りのための争いは絶えない。

人間も同類なのだろうか?

しかし、人間には知性がある。

自分にできることは、自分の心の中の争いに気づくことだと気づいた。

今、自分が考えていること、行動に移そうとしている事は、愛に基づくか、それとも、不安に基づくか胸に問うべきだ。

ワンテンポ、間を空けて、愛を選択してみよう。


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ZEN HIRANO

2020年5月20日水曜日

本『神との対話』に魅せられて

「自分の感情に耳を済ますことだ。自分の最高の考えに耳を傾けなさい。自分の経験に耳を傾けなさい。」
と『神との対話』の本に書かれている。

今、自分の人生を振り返ってみて、全ての最高の感情、考え、経験は愛だと気づかされた。

今、夜中の2時は(2字、あい)愛だと考えさせられた。

この時間帯になると、頭が朦朧として、理屈抜きになる。

そうだ!

いつも、頭がああだこうだといてうるさい。

自分の言動は、2つしかないと『神からの対話』の本から教わった。

愛に基づくか、不安に基づくかだと。

この朦朧とした意識の中からひとりでに浮かび上がった言葉は愛だ。

全てこの世は愛に包まれ、愛が満ち溢れている。

コロナウイルスも、人間の欲や、不安に基づいていて、人々に愛の存在を知らしめているのかも知れない。

コロナ患者に対するの個々の愛と哀しみは勿論のこと、コロナウィルスに立ち向かい、1人でも多くの人命を救おうとする、医師たちの異常なまでの努力は、愛であり、神の存在の証だと確信させられる。

愛は地位、名誉、人種、貧富、国境を超えて、人類に愛を届けてくれる。

コロナウィルスに立ち向かう、最強の武器は愛であり、助け合いであり、国境を超えて、他を思いやる心だと思う。

疲れがやってきて目を閉じると、くっきりとした竹藪のような林のような幻覚が迫ってくる。

こんな身勝手な私情を、メッセンジャーに乗せててもらえるなんて驚きであり、ありがたいと思う。

と同時に、申し訳ないとも思っている。


では、辞めれば良いとも思うが人間は想いを表現したい動物なのだろう、人間は。



ソロソロ朝の四時になる。
お休みなさい。
目が覚めたら今日、一日、愛を携えて行動してみよう。



NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月19日火曜日

『神との対話』に魅せられて


最近、又、読み始めた『神との対話』の最終本『神へかえる』が僕にとって理解するのが非常に難しい。

理解に苦しむ。

それで、又、1冊目『神との対話』を読み直すことにした。

第1冊目に、何が信頼できる教えか? 拠り所ある言葉か? とゆう質問に答えて神は、
「自分の感情に耳を済ますことだ。自分の最高の考えに耳を傾けなさい。自分の経験に耳を傾けなさい。」
と書かれている。

今日、久しぶりに春日八郎の演歌を聞いた。

恋に落ちた人達の聖なる感情を歌い上げている。

あまりにも現代の若者たちは、恋に落ちた人達の真の感情の美しさを見落としていると思う。

(やたらに騒ぎまわって、こころの奥深く潜んでいる心情を、愛を、茶化していると思っている。セックス主体で茶化している。)

でも、心の奥深く天から与えられた、人を愛する、真の感情、喜び、苦しみを味わって、感情豊かな人間として成長して欲しいと願っている。

僕も失敗者の1人で、天国に行ったら謝なければならない人が何人もいる。




NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月18日月曜日

幸せはハンバーガーを連れてやってくる



僕の今、住んでるいる家は非常に気に入っている。

もし、僕が、ショービジネスの世界に足を踏み入れていたら、豪邸に住んでいたかもしれないが、ショービジネスの世界で疲れ果て、とっくに死んでいたかもしれない。

この家は、600坪の庭の敷地に100坪の3階建て、ミユキと二人で悠々と快適的な日々を送っている。

隣は、5メートル離れて、本格的なプール付き、風呂、サウナ付きのジム。

また、歩いて5分以内に設備完璧な体育館と広いグランド、そして、目の前に3000人収容のステラ・シアター。

その隣が広大な敷地に芝生を敷き詰めた、子供の遊び場付きの手入れの行き届いた広い、広い公園。

車で5.6分以内に、デパート、ガソリンスタンド、日赤病院、ケーキ屋、コンビニ、喫茶店等々。

そして、この家の庭からも富士山が見える。

そして、富士山の雪解け水を毎日汲み出して使っている。

周りにほとんど家がなく、みゆきともあまり喧嘩をしないのでとても静か。

もう1つ僕を幸せにしてくれるものがある。

毎週2,3回やってきて、僕の大工仕事を手伝ってくれる
デカチョーさん
僕の真友だ。

もう、4、5年になる。

デカチョーさんは、月に一度、なけなしのお金をはたいて、僕と、ミユキにマクドナルドのチーズバーガーを買ってきてくれる。

(自分の分も忘れずに)

幸せにいっぱい!

元気いっぱい!

幸せは、チーズ バーガーを連れてやって来る!

(暗いニュースが多いので、明るい方に目を向けました。)


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月17日日曜日

あなたらしさを身に付けよう!

あなたらしさを奪うものは、心と体の緊張です 。

バーに行って一杯飲めば心と身体のガードが取れあなたらしさが現れる。

しかし、バーであなたらしさを発揮してもあまり意味がありません。

社会生活で、対人関係で自分らしさを発揮するにはどうしたら良いのだろう。

自分らしさを発揮したかったら、心と身体のガードを取れば良い。

無防備 な人間がこの世で一番強いと言われます。

3,4歳の子供になれば良い 。

しかし、我々大人は、子供になるわけにはいきません。

裸で通りに飛び出すわけにはいかないからです。



自分らしさを邪魔しているものは、緊張です。

では、緊張とは何か?

それは、不必要な力です。


ただ、地面に立っているために足で地面を踏みしめたり、歯を食いしばったり、肩を怒らしたりする 必要はありません。

不必要なものは不必要だからです。

人間は一生この不必要という重荷を背負って歩いているのかもしれません。


では、この不必要な重荷とは何か?

心と体の緊張です。

多くの人は習慣的に緊張という不必要な重荷を背負って人生をトボトボと、あるいは駆け足で突き進んで行きます。

まず、自分の体の緊張した部分に気付いて、リラックスしろ!と命令すれば良いのです。

しかし、多くの場合命令が効かず、緊張状態が続きます。

リラックスの訓練とは 、自分の体のどの部分が緊張しているかを見つけ、その部分に「リラックスしろ」と命令し、リラックスさせることです。

しかし、多くの場合この命令が伝わらず、緊張状態が続きます。

現在、パンデミックの流行で、外出が難しくなっています。

俳優のみならず、一般の人たちに是非、体験していただきたいと願っています。

自分自身の習慣的緊張に気づき、自分自身の努力によって、この緊張を取り除くことは、これからの人生を歩んでいく上で、大きな意義があると確信しています。


 

NY Actors Studio
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月16日土曜日

基本訓練 リラックス

メソード演技の基本訓練
五感の記憶の訓練
「リラックス」

いよいよ、メソードアクティングの具体的訓練の説明に入る事になった。

しかし、どうしても、先に進めなくなって、感情的になり、目頭が熱くなってくる。

第一課題、リラックスについての師の思い出だ。

演劇の世界で知れ渡った偉大なる教師ストラスバーグが、彼の個人のクラスで、名も無い俳優達のリラックスを調べている。

80歳を過ぎた老体を顧みず、生徒の腕や脚を持ち上げて、一人、一人のリラックスを時間をかけて、真剣に調べている。

俳優の成長に全てを捧げている彼の姿が僕の脳裏に焼き付いて忘れられず、いまも止めなく涙が流れ落ちて来る。

自分の実人生で、偉大なる師に出会えた事を、心から天に感謝している。


リラックスとは何か?


全ての演技訓練の基本中の基本は、心理、身体的に人前でリラックス出来ることだ。

「リラックスとは何かを知りたかったら、緊張とは何かを考えたら良い」
とストラスバーグは言っていた。

緊張とは余分な力である。

「不必要なものは、不必要だ」




先ず、椅子に座って身体を広げ、ずらし、緩めてみよう。

自分の身体のどの部分に緊張があるか見つけてみよう。

見つけたら、その部分を前後左右、又は円を描いてにユックリと動かし、リラックスさせよう。

自分で、自分の緊張に気づかない事が多い。

ここで教師の助けが必要となる。

リラックスを進める過程で、何かを感じたら、感じたものを声で外に出そう。

声は、胸からバイブレーションを入れて(感情が伝わり易い)、アップダウンなしの平均的な声(台詞を言うため)心がけよう。


どの職業の分野でも、名人と言われる人はリラックスが卓越していると言われる。

リラックスが卓越したら、集中力を生み出すからだ。

演技訓練の基本は、まず、自分のからだの緊張に、自分で気づき、身体を動かして身体を緩め、それが出来たら、次に体を動かさないで、脳で命令してリラックス出来るよう訓練する。

人前で、体を動かすわけにはいかない。

歌舞伎俳優でも、毎日舞台に出て、リラックス出来るようになるのは、5,6年掛かると聞いている。

我々は、慣れでなくリラックスそのものを訓練する。

リラックス を技術短期間で勝ち取るために。

いくらリハーサルをしても本番で観客の視線に会い、緊張して無残な結果に陥ることが多い。

俳優のみならず、リラックスすることは、にんげん活動の基本だと思っている。



NY ザ アクターズ・スタジオ

正会員
ZEN HIRANO

2020年5月15日金曜日

ビデオ撮影によるメソード演技の基本訓練


「五感の記憶」の訓練を近々お送りしたいと考えております。

思いがけなくも、友人、ケイコ・ミシマの申し出で、ストラスバーグの俳優のための基本訓練、五感の記憶のシステマチックなエクササイズを動画でみなさんに、近々お伝えする事になりました。

僕のワイフ ミユキ・ヒラノが、デモンストレーションする事になります。

僕も最重要エクササイズ プライベート モーメントや感情の記憶(メソード演技は、感情の記憶だと言われる)をデモンストレーションする予定です。

これらの基本運動は、俳優のみならず、一般社会人に是非、広めたいとのストラスバーグの意思を受け継いで発表に踏み切りました。

僕個人の意向を一切入れないで、ストラスバーグの訓練法、リラックスを含め17項目をデモンストレーションします。楽しみにしてください。

NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO




五感の記憶
センソリー ウォークについて

五感の記憶の訓練の種類
1)カップ
2)鏡
3)太陽
4)味,匂い
5)聴覚
6)お風呂
7)シャワー
8)強い痛み
9)オーバーオール
10)好きな人、嫌いな人
11)思い出の品
12)思い出のの場所
13)酔い
14)複合エクササイズ
15)アニマル エクササイズ
16)プライベートモーメント(公開の孤独)
17)燃え上がる記憶(感情の記憶)


現在、アメリカでこのエクササイズ全てをデモンストレーション出来る俳優はいない。
ゼン・ヒラノが、教師を目指して、ストラスバーグの個人のクラスに10年間通いつめて習得した技術である。


デモンストレーション
ミユキ ・ヒラノ
ゼン・ヒラノ

2020年5月14日木曜日

演技訓練は人間訓練


ストラスバーグは
「才能があっても、努力がなければ、ものにならないし、努力があっても才能がなければ、ものにならない」
と言っていた

トップクラスの俳優たちの役になり切ろうとする努力はすざましい。

アカデミー主演男優賞を三度も獲得しているダニエル・ディ・ルイスやデ・二ーロの役作りを是非、観てて欲しい。

演技の 難しさは、想像の世界で、役が体験した事を自分も体験しよう、役の考えを、自分の考えとし 、役の行動を理解し、共感し、役が目にしたものを、自分の目を通してみてみよう。

この演技の世界のトップで活躍する人達の才能と努力はすざましい。

では、トップクラスで無ければ、価値がないか?そんなことはないと思っている。

一人一人がこの世に、命を持つことは、それぞれが自分の花を開花させる事だと思っている。

俳優の欲求は想像の世界に浸りこみ生きたいという欲求だ。

台本に書かれた役の人物の生き様を説明しようとするのではなく、体験しようとするのが俳優の目的であり、実現すれば 、例えそれがどんな規模であっても、観客に感動を与えられれば 俳優にとって無上の喜びとなる。



ストラスバーグは、
「俳優訓練は、人間訓練だ」
と言っていた。


最近、要望もあって、ミユキは 、主に一般のリーダーシップを持っている人達(40代、50代)に、プライベートレッスンで、ガイドしている。

本人の心を開き、その人らしさを抵抗なく露わにするよう導き 、今までの人生で、無意識に、且つ習慣的に抑え込まれた感情をフリーにする。

すると、驚くほどの効果を上げ、明るさ、屈託のなさは もとより、それぞれが本来の自分を露わにする。

ストラスバーグは
「われわれの訓練を一般の人に是非、広めたい」
と常に言っていた事を思い出す。


俳優訓練は人間訓練。


数々の訓練によって自分自身と向き合うことになる。

ここ河口湖での合宿訓練は、
人間訓練。

あなたらしさのあらたな輝きを放つことになると確信している。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2020年5月13日水曜日

ハンバーガー


人種を超えて
国境を超えて
全ての人に
ハンバーガー届けられるよう

我々の住んでいる地球、この星の集団は、天の川銀河と呼ばれ、2兆個の星からなっているとの事。

地球のように自分で輝いていない星は10兆個あるとの事。

その端から端までの距離は、光の速さで走っても、10万年かかるそうです。

そして、この宇宙には、天の川銀河のような星の集団は、20兆個あると言われています。

宇宙の始まり、ビッグ、バンがあって現在まで138億年

この138億年を一年365日に例えると、人類が誕生したのが、大晦日の夜の12時、新年を迎える、そのほんの数秒前だとのことです。

この世の奇蹟の数秒間の時に、人間は、進化したのか?退化したのか?

奇跡の生命が存在する地球上で、毎日4万人の餓死者がいると聞いています。

世界の餓死者人数が増える一方で、ステレス戦闘機が、一機120億円、日本は147機を購入予定だと言われる。

120億円掛ける147機は、1700000000000
一兆七千億円

貧困に苦しむ人、この世に希望を失い自殺を企てる人々にひとり10万円あげても、170万人の命を救うことができる計算になります。

命の危険を冒してボランティア活動に励む人たちに1兆円を託して、貧困に追い詰められた人たちに、生きていくんだ!と言う勇気と希望を、そして、殺し合いでなく、愛に基づく生き方を導いて欲しいと切に願っています。

(政治家にしも、実業家にしても、また科学者にしても、愛に基づく行動、発言が非常に少ないと思っています。)

この世の生き方は、
愛に基づくか?
不安に基づくか?
どちらかだと言われます。

ぼく自身、日常茶飯事に追われて、なかなか愛に基づく生き方が出来ていないと恥ずかしい思いです。

でも、今日は、愛に基づくマクドナルドのハンバーガーを親友、デカチョウサンが、ドリンクつきで、みゆきと僕と三人分持って来てくれるとのこと。

急報!! 今、午前10時
デカチョウサンが、嬉しそうに、ハンバーガーの袋を携えて現れました。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

(自分にとって、何か信条のない文書なので、掲載するのをためらいましたが、デカチョウサンのハンバーガーが、嬉しいので投稿させていただきます。)

2020年5月7日木曜日

ZENの独り言



世界のコロナウイルス
ー感染死者数1日約1000人



世界の飢餓蛾死者数

ー蛾死者数1日40000人


現在、世界中、国を挙げて莫大な費用と労力をつぎ込んでコロナウィルスの問題を解決しようとしているが、貧困の為、地球の片隅で毎日、死にゆく4万人の貧しい人達のことは、誰も見向きもしない。

ごく一部の人達が手を差し伸べ、命をかけて戦っている。

僕自身、第二次世界大戦を経験し、家を焼かれ、芋の葉っぱを食べて命を永らえた経験があるので、飢えの苦しみは身をもって知っている。

ステルス戦闘機の値段が一機100億円。
100億円あったら、どのくらいの人達の命を救う事が出来るのだろうか?

この宇宙誕生からの135億年を一年とすると人類が発生したのは、大晦日の数秒前だと言われる。

人種も国境も越えてお互いに支え合い仲良く暮らしたい。

人生は、愛にもとづくか?
不安にもとづくか?

どちらかだと言われる。

残された命をなんとかして、少しでも愛にもとづいて生きていきたい。

ZEN