2020年5月27日水曜日

映画『我が大草原の母』

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映画『我が大草原の母』


もし、僕が今まで観た映画のうち、最高の一本を挙げるよう言われたら、
それは、マーロン・ブランドでもなく、オーソン・ウエールズでもなく、「風と共に去りぬ」でもない。

中国の低予算の映画
「我が大草原の母」
を躊躇なく挙げる。

舞台はモンゴル。

飢餓のため、手放された遺児を引きとって、育て上げる一女性の愛の物語である。

天から授かった母なる姿の美しさ、尊さをまざまざと見せつけられる。

批評家が物知り顔に星印幾つなどと言って欲しくない。

母親の持つ愛の崇高さ、美しさを評価し、星印幾つだという者に対して、僕がヒットラーだったら、即、銃殺だ。

毎日、3,4本映画をTVで観てきて、これほど感動させられる映画に出会ったことはない。

センチメンタルな僕は、一日中涙が止まらない。

この映画で真の母性の崇高さ、美しさを伝えてくれた女優に、そしてこの映画に携わった人々に、感謝と尊敬の念で胸がいっぱいになる。



NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO