あなたらしさを奪うものは、心と体の緊張です 。
バーに行って一杯飲めば心と身体のガードが取れあなたらしさが現れる。
しかし、バーであなたらしさを発揮してもあまり意味がありません。
社会生活で、対人関係で自分らしさを発揮するにはどうしたら良いのだろう。
自分らしさを発揮したかったら、心と身体のガードを取れば良い。
無防備 な人間がこの世で一番強いと言われます。
3,4歳の子供になれば良い 。
しかし、我々大人は、子供になるわけにはいきません。
裸で通りに飛び出すわけにはいかないからです。
自分らしさを邪魔しているものは、緊張です。
では、緊張とは何か?
それは、不必要な力です。
ただ、地面に立っているために足で地面を踏みしめたり、歯を食いしばったり、肩を怒らしたりする 必要はありません。
不必要なものは不必要だからです。
人間は一生この不必要という重荷を背負って歩いているのかもしれません。
では、この不必要な重荷とは何か?
心と体の緊張です。
多くの人は習慣的に緊張という不必要な重荷を背負って人生をトボトボと、あるいは駆け足で突き進んで行きます。
まず、自分の体の緊張した部分に気付いて、リラックスしろ!と命令すれば良いのです。
しかし、多くの場合命令が効かず、緊張状態が続きます。
リラックスの訓練とは 、自分の体のどの部分が緊張しているかを見つけ、その部分に「リラックスしろ」と命令し、リラックスさせることです。
しかし、多くの場合この命令が伝わらず、緊張状態が続きます。
現在、パンデミックの流行で、外出が難しくなっています。
俳優のみならず、一般の人たちに是非、体験していただきたいと願っています。
自分自身の習慣的緊張に気づき、自分自身の努力によって、この緊張を取り除くことは、これからの人生を歩んでいく上で、大きな意義があると確信しています。
NY Actors Studio
正会員
ZEN HIRANO