2020年5月26日火曜日

若き女優 イザベラ・ヴィドヴィッチについて

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映画『ワンダー 君は太陽』


最近、映画「ワンダー 君は太陽」の1場面を20回以上くりかえし観ている。
(但し一場面のみ)

劇中劇、舞台公演の一場面でソーントン・ワイルダーの我が町。

観客を前にして、イザベラ(18才)の1分半のモノローグの場面だ。

彼女の両手は体の前で組んだまま、何のジェスチャーもない。

人間の魂の深い源泉から感情がとめどなくー溢れ出て体を震わせ、俳優芸術の素晴らしさを実感させられる。

この、若き女優イサベラが、天から与えられた贈り物を大切に守り、育て上げて大輪の花を咲かせて欲しいと願っている。

(この映画の主役ジュリア・ロバーツが、自分の演技を忘れて彼女の演技に心を奪われているのがハッキリと伝わってくる。)



ストラスバーグは言っていた。
「相手役の演技に心を奪われた時に、自分も良い演技をしている。」


表現力と言うと体を振り回すジェスチャーと思うかも知れないが、一番の表現力を持つのは、目だと言われる。

目は魂の窓と言われ、嘘をつく事は出来ない。

自分の意思で目の色を変える事は出来ない。

その俳優が想像の世界を信じているかどうかは目を見ればわかる。

(あなたの恋人があなたを本当に愛しているかどうかは、相手の目を見ればわかる。
貴方が恋に落ちていれば、恋は盲目と言われるから、難しいかも?)

リラックスの訓練の重要性は、自分の感情や想いが、からだの緊張によって何処にも邪魔されないで、目に表れるようにする事だ。

(同じ事を何回も繰り返しているようで、まとまりがつかなくなって来ました。)

今日はこれで、失礼します。




NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO