2020年5月24日日曜日

英俳優 ダニエル・ディ・ルイス


映画『ファントム・スレッド』から


トップクラスとは?
スターとは?

最近、イギリスを代表する俳優たちの映画を観ています。

素晴らしいです。

話に聞く過去の名優、ドゥーザ、サルビーニには、追いつかないでしょうが、
シェークスピアを生んだイギリスの俳優だけあって、役に対する真摯な態度に、
心を打たれます。

まず、映画「リンカーン」を演じたダニエル・ディ・ルイス。

彼は、アカデミー賞の主演男優賞を3回とっています。

徹底した役作りを行うことでも知られており、そのスタンスはロバート・デ・ニーロと比較されることも多いと言われます。


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<以下はWikipediaより引用>
『マイ・レフトフット』では
実在の脳性麻痺の画家クリスティ・ブラウンを演じるため撮影中は常に左足だけを使った。車椅子に座ったまま生活し、立とうとはしなかったため、ケーブルや照明の邪魔にならないように、スタッフに車椅子ごと移動されていた。
『ラスト・オブ・モヒカン』では、
モヒカン族の役を演じるため6ヶ月間にわたって野営や釣りを行い、獣の皮を剥ぎ方などのサバイバル術を習得。最終的には自分でカヌーを作れるまでになった。
『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』では、
プラザホテルに2週間滞在した。1870年代の衣服を身につけ、ニューヨークの街を数週間さまよい歩いた。
『父の祈りを』では、
IRAの爆破事件の冤罪をかけられた北アイルランド人を演じるため、北アイルランド訛り徹底し、約15kg減量した。撮影中は独房のセットで夜を過ごし、スタッフに罵声を浴びせ、冷たい水をかけるように頼んだという。
『ボクサー』では
プロボクサーと週3回のスパーリングを3年続けたが、そのスパーリングの最中に鼻の骨を折ってしまい、現在は鼻がわずかに曲がっている。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』では
20世紀初頭の録音記録や1948年の映画『黄金』を参考に1年間かけて役作りした。
『リンカーン』では
当時のリンカーンの外観に似せるため髪と髭を伸ばし、関連の書物やリンカーン自身が書き残したものを読みあさり、19世紀の生活に慣れるため、メアリー・トッド・リンカーン役のサリー・フィールドと当時の文体で手紙の交換を4ヶ月間行い、南部訛りを徹底して撮影に臨んだ。
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恩師ストラスバーグが常に言っていた事は
「努力が有っても、才能が無ければモノにならないし、才能が有っても努力が無ければモノにならない」
と。

ここで言いたいのは、
トップになるには、生まれつきの才能と、とてつもない努力が必要だという事です。

徹底して努力出来るのを才能と云うのかもしれません。

もし、あなたが俳優を志ざすのでしたら、アカデミー賞を獲得した俳優のみを観て、
想像の世界に生きるとはどうゆう事か、
どんな訓練が必要なのかを見極めて下さい。

トップクラスの俳優のみを観て、
真実に対する感覚を高めましょう。



NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO