2021年5月16日日曜日

感情の開放について

新しい生徒がやって来て、まず、僕が手をつけるのは感情の解放。


殆どの人は、負の感情をため込んでやってくる。


無意識的に体のどこかを緊張させて。


(幼い子供にはそれが無い。俳優訓練は子供になる訓練だと言われる。)


僕の方法は、それぞれの生徒を椅子に座らせる。


突然、後ろ方向に生徒を押し倒す

(河口湖のスタジオは100畳敷のカーペットの下は畳)と同時に

「馬鹿にしやーがって、ぶっ殺してやるー!」

等々、叫ばせる。


体をめちゃめちゃに暴力的に動かさせて。


今まで、意識的、無意識的に押さえ込んだ感情を大声でヤミクモニ叫びながら吐き出させる。


子供のように、泣いたり、笑ったり、怒ったり。


このエクササイズは、10分程で終了。



俳優訓練は子供になる訓練だ。


犬と子供が出てくると、名優も一歩しりぞくと言われる。


それぞれの俳優は、あるがままの自分の姿を現す。


喜怒哀楽の全ての解放感を体験して自分自身を露わにする。


子供にかえる。


社会で、我慢して押さえ込んだ感情は、身体のどこかに住み付いている。


暴力的に体を動かして大声で叫んで、怒り、憎しみ、劣等感等の否定的な感情を身体から解き放つのだ!


長年の経験と、僕のカリスマ性を通して開発されたエクササイズ。


エクササイズを終えて明るく、生き生きと、それぞれが、その人、本然の姿を現す。











NY ザ アクターズ・スタジオ

正会員

ZEN  HIRANO

注)

アーサーヤーノフの本、『原初からの叫び』に触発されて。

このエクササイズに関しての質問(一般社会人を含め)を受け付けます。