2020年7月2日木曜日

若き俳優を目指す人たちに告げる

 ~スター性について~

俳優を目指す若者たちに、一つだけ伝えたいことがある。

殆どの若者たちは、スターを夢見ると思う。

でも、スター性とは、天からの贈り物。

自分の努力で、手に入れる事は出来ない。

アル・パチーノやデ・ニーロはいい俳優だが、スター性はない。


昔の話になるが、池袋の街頭での通りがかりの店で、テレビを見た。

1人の男性が踊って唄っていた。

目が釘付けになった。

動けなかった。

それがマイケル・ジャクソンとの初めての出会いだった。


又、マリリン・モンローが、兵士たちの慰問のため、姿を現わすと爆発的な興奮を引き起こす。


 (彼女は、腰を振るだけの女優になりたくなくて、最盛期の1年間、仕事を辞めてアクターズ・スタジオに演技を学びに来た。)
マーロン・ブランドは珍しく、演技の才能とスター性に恵まれたと言われる。

 (未だに彼を上回る俳優はいない。すべての批評家の一致した意見)

彼がブロードウェイの舞台で数人の俳優たちとテーブルを囲み座っていると、観客は、今外を歩いていた男が、ウッカリ間違って舞台に紛れ込んで座っているとゆう印象を受けたという。

(ストラスバーグは、過去のドゥーザやサルビーニに比べて、ブランドは、可能性はあったが、まだ、名優と言われるレベルにないと言っていた。又、僕の持っている蓄音機で、世紀の偉大な歌手カルーソー聴くと現在、偉大な歌手は存在しない。)


タダ一つ、奇跡が起こりつつある。

100年に一度のチャンスだ!

しかも、日本から!

その名は、大谷翔平。

奇跡の人、アメリカ人を抜く体格、誰にも愛される素直な性格、異常なまでの訓練、研究熱心、マナーの素晴らしさ・・・等々。

100年前のベーブルースを凌駕する可能性を秘めた唯一の奇跡の選手。

すべて、オートマ化され、機械に取り囲まれた世界に、人間の素晴らしさを誰かに声高らかに歌い上げ、世界に伝えて欲しいと心から願っている。




NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
 
(相変わらず、話はわき道に逸れたが、スターになる必要はない。それは天が決める事。
自分の好きなことに関わって、豊かな人生を送れたら最高だと思っている。)