2020年7月4日土曜日

第41回『神との対話』に魅せられて

神の言葉は、端的にいうと、権威者、教祖、指導者に耳を傾けるなと言っている。
大切なことは自分の胸に問うべきだと。
 
真実を知りたかったら、自分の胸に聴けと。
 
 
そこで、生まれて初めて、
1)自分の感情に、
そして
2)自分の考えに、
そして今回、
3)過去の記憶に、
注意を向けてみた。
 
      
僕の幼少の頃は軍国主義で、クラスのたった一人が宿題を忘れたからと言って、クラスの全員が起立させられ、殴られ、血だらけになった。
 
小学校の頃、台ツブシという遊びで、田舎に疎開して来た栄養失調の僕に、田舎の屈強な男たちが4,5人飛び乗ってきて、倒れ、足の骨を折った。
 
教師が飛んで来て
「ヒラノ大丈夫か!」
僕は、立ち上がり、敬礼して
「だいじょうぶです!」
と叫んでぶっ倒れ、意識を失った。
 
そうゆう時代だった。
 
母親が、僕が高校を卒業し、家業を継いでくれるのを待ちに待って楽しみにしていたが、僕を東京に送り出してくれた。
 
又、父が、真夜中に、中耳炎で泣き叫ぶ僕を背負って医者にかけつけた。
 
中学の時、他校とのテニスの試合で裸足で、履く靴が買えなかった。
 
ターザンと言うあだ名の体操教師が、真っ白な運動靴を薄給から買ってくれた。
 
今でも、あの白い運動靴が忘れられない。
 
 
多くの人たちが、現在の僕の生徒たちらを含め、わがまま勝手で気性のうつりやすい僕を、サポートしてくれている。
 
数えたらきりのない程、多くの人達に支えられて来た。
 
最近、一人は60代で僕の大工仕事を、もう一人は80歳、トラクターを持ち込んで、エンジェル・ガーデンの庭作り、無料奉仕に励んでくれている。
 
(彼たちは天使かもしれない? 天使って、可愛い女の子だと想ったのに?)
 
 
僕のワイフ・ミユキも我儘な僕を30年以上に渡ってサポートしてくれている。
 
 
 
大切のことを、気づかせてくれるのは、台の上で身を乗り出して、メガホンで叫んでいる人達ではないし、権威のあるひとたちでもはない。
 
 
あなたの隣に寄り添ってくれる人達だ。
 
 
「本当にありがとう!心から感謝しています。」
 
 
 
 
 
NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO