2021年2月17日水曜日

「神との対話」に魅せられて

書籍『神との対話』に
「指導者たち、聖職者、僧侶たち、そして聖書も権威のある根拠では無い」
と書かれてある。


権威ある根拠とは、
1)自分の感情に耳をすます事だ。
2)自分の最高の考えに耳を傾ける事だ。
3)自分の経験に耳を傾ける事だ。
と。


今日は第1番の
「自分の感情に耳をすます事だ」
について考えてみたいと思う。


ぼくは恩師ストラスバーグに指摘されるまで、
自分が感情が強いと思ったことも、考えた事もなかった。

風光明媚で、気候温暖、雪が降ることも少ない静岡生まれで、
両親に叩かれた事も一度もない。

自分では非常におとなしく、温厚な人間だと思っていた。


そう言えば、スタジオのリハーサルで僕が怒りを発すると、
十人ほどのアメリカの屈強な男達が即、舞台から姿を消した。

又、ギャングの役で相手役が真っ青になって動けなくなり、
ストラスバーグに恐怖心を訴えていた。


しかし未だに自分が、それほど感情が強いと言う自覚が無い。


自分の感情を自覚出来る時と言えば、
生徒が成長を露わにするときだ。


生徒が自分自身の本然の輝きを露わにするとき、
解き放つとき、
無条件で深い喜び、感動を覚える。


「成長は神の存在の証し」


人々が開花する時、
生きていることの悦びの叫びを解き放つ時、
僕の胸の感情の高まりのー叫びに、耳を傾けてみよう。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO