2019年12月25日水曜日

ゼン先生へ


ゼン先生

先生、心が軽いのを感じます。
うれしい気持ちを感じています。本当にありがとうございます。

レポートお送りします。
お時間ある時に、お目通しください。

ゼン先生レッスン第1回
【終了後レポート】

1.歩く
ただ歩く、繰り返し歩く、美しく歩く。
綺麗に、明るく、自分らしく。

<気を付ける>
ガニ股、足が開きやすい。
肩に力が入る。手をわざとらしく振り過ぎる。
指先まで意識を入れる。指先から静電気を感じる。
感情を声に出す。胸から声を出す。

<明るく美しく>
明るく、自然な笑顔で、「あなたに会えてうれしい♪」。
前へ前へ、膝を曲げず、スッスッと足を出す。


2.座る
楽に座る、全身の力を抜く。
緩める、ズラす(崩す)、拡げる。

<気を付ける>
手足、肩腰、一か所ずつ動かす。
動かしたら必ずリラックスを確認する。
眼に力を入れ過ぎるクセがある。
何かから自分を守ろうとしている。
自信のなさをカバーしようとする癖がある。

<自然に、オーソリティーとなる>
ただ座る。自然と座る。
オーソリティー(=その方面の権威。大家。)となる。


3.吐き出す
暴れる、大騒ぎする。
大声で怒りを吐き出す。

<なりふり構わず>
身体を動かす。殴る、蹴る。
もっと暴力的に。
「ぶん殴ってやる」
「ぶっ殺してやる」
「バカヤロー!」

<引きずらない>
最後に
「あ~せいせいした」
「おもしろかった~」


4.レッスンを通して
<習慣を好転する>
自分の癖(好ましくない習慣)に気づき、意識的にやめること。
身振り手振りで自分を守る癖。手もみをする。前屈みになる。睨む。
「 難しいことを楽にできるように
  楽にできることを美しく
  美しくできることを習慣にする 」

<自信を持て、大丈夫だ>
リラックスがいい、大丈夫だ。
能力がある、自信を持ちなさい。
誇張することなく、ただ誠実にやればいい。


5.感想
35分間の魔法、超プロの人間教師。
生徒を観察する、数千人の経験から来る洞察力。
比類なき才能、上から降りてくる直観力。


6.感謝
ありがとうございます。心から感謝します。
40年間、真面目に生きてきてよかった。


神からのギフトを感じます。

次回まで、教わったことが習慣となるように、
「 おー、だいちゃん、すっかり変わったね 」
とゼン先生におっしゃって頂けるように。


職業 経営コンサルタント 男子40才

2019年12月24日火曜日

俳優を目指す若者たちに向けて②

僕のワイフ ミユキ・ヒラノが、ここ河口湖のスタジオで
「ミユキ・ヒラノ俳優生活40周年記念イベント」
を開いた。

ミユキが、東京の僕のクラスの門を叩いて40年もたったとは、いつも、現実感に乏しい僕にとって、実感を持てない。

1時間が長いと思う時もあるし、一年が短いと感じる時もある・・・

その時その時の衝動に従い、勝手気ままに生きて来た僕と、ミユキが僕と未だに生活を共にしているのは、人間の理解を超えた宇宙の仕組みのような気がする。

記憶力の乏しい僕にとって、40年前の唯一記憶に残っていることは、ミユキが当時18歳で、初めて相手役とクラスで戯曲の一場面を演じた時の事である。

彼女が演じ終わった途端、生徒全員が拍手した。

クラスでこんなことが起きたのは初めてのことで、才能があり女優としての将来性があると思わされた。

ミユキの演技に対する情熱はすさまじく、それまで積み上げて来たお琴をやめ(ミユキはお琴の教授の資格を持っていた。歳を誤魔化して資格を取ったので日本最年少の記録である。僕が未だに心が痛むのは、ミユキを大切に育てあげた教師のことだ。)、ある日突然飛び出して、演劇の世界に身を投じてしまった。

お琴は未だに家の壁に立て掛けてあるが、僕は、一度も聞いたことがない。

今度の僕の誕生日に是非聞かせて欲しいと思っている。

NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2019年12月23日月曜日

俳優を目指す若者たちに向けて

楽器、歌手、ダンサー等は、誤魔化しが効かない。

ニューヨークのメトロポリタン オペラアウスで、7,80人のオーケストラで、1人が場違いの音を出した時、観客席がどよめいたことを記憶している。

歌手が音を外し、ダンサーが転べば、誰でもすぐわかるし、言い訳が効かない。

俳優は誤魔化しが効く。

愛してもいないのに好きだと言い、悲しくもないのに、ハンカチを顔に当てたりする。

アカデミー賞を貰うようなトップクラスの俳優を見ていると、想像の世界に起きたことが、実際に今、自分に起きているのだと99パーセント信じているように見える。

100パーセントだと、現実の世界に戻れなく、舞台から転げ落ちるか、病院行きとなる。

このレベルに達するには、才能と訓練が必要となる。

才能無くして、訓練は不必要だし、訓練無くして才能は役に立たない。

もう一つ、スターになるには、天から与えられたスター性が必要だ。

スター性は観客が決めると言われる。

マリリン・モンローは、彼女の絶頂期に、一年間仕事を辞めて、アクターズ・スタジオに参加した。

アル・パチーノは、毎朝5時に起きて訓練に励み、ロバート・デ・ニーロは、役のために実際にタクシードライバーをやった。

あなたはどうだろうか?

現在の若者達は、スターになる事を夢見る。

天性の容姿と才能があったとしても努力無くしてスターになれないし、努力があっても才能が無ければモノにならないと言われる。

俳優になりたいと言う欲求は何か?


ゴードンクレイグが言っている。
「高く舞い上がりたいと言う欲求であり、想像の世界に生きたいと言う欲求だ!」

セリフを一生懸命暗記したって俳優にはなれない。

セリフは覚えて忘れろと言われる。

相手のセリフを聞いて自分のセリフを思い出せと。

一方、本当に演劇が好きだったら、何も、スターになる必要はない。

仲間をかき集めて
好きな作品を好きな場所で、
好きなようにやればいいと思っている。

NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2019年12月22日日曜日

五感の記憶の訓練について

リラックスは集中力を高める。

リラックスと集中力は相互関係にあって、リラックスがよければ、集中力が高まり、集中力が高まれば、リラックスがより深くなる。

どんな分野に於いても、名人と言われる人の集中力はすざましい。

俳優の場合、集中力を高める訓練は、そこに実際にあるものに注意を集中するよりも、無いものに集中する方が、より訓練として効果がある。

俳優の仕事は、想像の世界を信じる事、想像の世界に生きること。

それが俳優の至福の喜びであり、神の領域を垣間見る事だと信じている。

10回に9回できなければプロの俳優とはいえない。

誰でも頭の中では、何でも簡単に想像できる。

しかし、貴方は毎朝使ってるカップを目の前に、頭で想像するのではなく、手の中にあると信じる事ができるだろうか?

カップの重さ、大きさ、形を、頭ではなく指先で実感できるだろうか?

五感の記憶の訓練は最重要課題だと身をもって訓練してきた。


演技とは信じる事だと言われる。

頭の中にある物を目の前に置き信じる事ができるだろうか?

確かに存在すると信じる事が出来るだろうか?

目の前にいる相手役を恋人だと信じ、胸を実際にときめかすことが出来るだろうか?

想像の世界を実感し、想像の世界に高く飛翔したいと祈るのが、真の俳優の姿だと、教わってきた。

そこらへんのゴミを拾って喜んでいるのは、人生の無駄だ。


ストラスバーグに教わった。
「遠くの星に向かって手を伸ばせ」
と。

その辺で格好のいい話に耳を傾けるのではなく、想像の世界に生き、真に俳優の喜びを実感したいと思う人に、ここ河口湖にやって来て欲しいと強く願っている。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2019年12月21日土曜日

首のリラックス

首には生命維持のための、非常に重要な器官が詰まっていて、意識的にも無意識的にも、常に緊張しやすい。

意識的に前後左右、緩めることを意識して、右回転、左回転させて緩め、椅子の背もたれの外(後)に首を落とし、夜汽車に乗って旅をして、眠りにつく様に仕向けてみる。

首のリラックスに注意して眠りにつく寸前まで、自分を追い込んでいく。

しばらく、数分その状態をつづけて、ユックリと首を起こし目を開け 、辺りを見回してみると、不思議な現実感を体験する。

自分の周りが、部屋が、静かに存在し、自分自身も、何のワダカリもなく、静かに、無時間の世界に存在している様な体験を実感する。

日常生活でわれわれは、不安や先を急ぐために、自分自身を見失うのかもしれない。

瞑想するとリラックスするだろうが、われわれ俳優は、座ったり、立ったり動いたり、相手役と交流したりしなければならない。

これらの行動に、もちろんエネルギーが必要だ。

必要以上のエネルギーを使うことを緊張という。

俳優は常にリラックスを心がけ、自分の緊張に気づき、気づいたら、緩めと脳で命令を出し緩められる様訓練する必要がある。

文章で、リラックスを説明すると回りくどくなるが、実際に体験してみると、体でリラックスを実感できる様になる。

要は、人前に立った場合、自分の緊張に敏感に気づき、脳で「緩めと」と命令をして緩められる様、訓練する以外に方法はない。

何回も、何回も人前に立ち、慣れでリラックスするにはあまりにも時間がかかりすぎる。

身体の緊張を、心理的な緊張を取り去る方法を文章で説明するのは難しい。

実際に、本人を椅子に座らせて、体に触れ、身体のどの部分が緊張にしているかを、本人に気づかせ、緊張を取る方法をガイドして、自分で自分の緊張を取れる様指導する。

僕が、なぜ、こうまでも、リラックスにこだわるかというと、リラックスは、集中力を高めるからである。


リラックスと集中力は、想像の世界に、入り込む鍵だ。

いかにも信じたふりをするお芝居をやめて、想像の世界に浸りこむ訓練をしよう。

ゴードン・クレイグが言っている。
「俳優になりたいと言う要求は、想像の世界に生きたいと言う要求であり、高く舞い上がりたいと言う要求だ!」と。

正しく訓練して真のリラックスを手に入れよう。

ZEN


注!)
リラックスについて述べてきたが、実際には、訓練として10分から15分あればいい。
まず、自分の緊張に気づくことだ。
自分のからだの何処に緊張があるか気づき、取り除く能力を手に入れること。
本番や、オーディションの前に、5分間のリラックスで充分。是非やってほしい。




NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2019年12月20日金曜日

 精神的なリラックスについて②

前回の精神的リラックスは、こめかみと目についてのリラックスを紹介した。

だいたい一箇所に五、六分かければ良いと思っている。

個人差があるので、マイペースでいけばいい。


今回は、口と顎のリラックスについてガイドしていきます。

口と顎はものを食べたり飲んだりするだけではなく、言葉を話す機能を備えています。 

考えたことを相手に伝えるのに、口を如何に言葉にするか考えたりしません。

考えたこと、感じたことは、オートマチックに言葉になって表現されます。

それなのに、これを言ったらまずいなと思ったら即ブレーキが掛かります。

口を閉じます。

思考や感情と結びついて、考えたこと、感じたことを言葉にあらわすだけでは無く、考えたり、感じたことにブレーキをかけ、嘘をついたり、お世辞を言ったりします。

此のように口と顎は、食べる事、話すことに頻繁に使われるので、とても緊張しやすい場所です。

此の口と顎をリラックスさせるには、顎を上下左右、前後とにゆっくりと動かし、舌もあらゆる方向に動かして緩めて見ましょう。

唇も意識的に開いたり閉じたり微笑んだりして、リラックスした、貴方らしい、美しい顔を復活させましょう。

街中でよく見かけるのは、口を一文字に結んで、無意識に怖い表情を浮かべている人たちです。

あなたも、鏡に向かって、習慣的に染み付いた緊張を意識的に取り除き、本来の自分の顔を取り戻し、微笑みをたたえた美しい表情を浮かべるよう心がけましょう。

貴方は、人々の気持ちを明るくさせるよう心がけましょう。

努力しましょう。

スタニスラフスキー曰く、
「我々は俳優であるまえに、エンターテナーであるべき!」
だと。


NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO

2019年12月19日木曜日

精神的なリラックスについて

今回は精神的な不安やイライラ等、心理的な緊張を取り除く具体的な方法について説明します。

まず始めに、前回説明したように、椅子に座って体を緩め、首の力を抜いて後ろに落とす。

体全体のリラックスを確かめてから、まず始めに、右のこめかみに注意を向ける。

こめかみは、色々な神経系統が集まっていて緊張しやすい。

長く本を読んだり、考え事にかかずりあうと、こめかみが緊張し無意識に指先で揉む事がある。

右のこめかみに意識的に注意を向け
緩め、緩めと心で声をかける。

こめかみに陽の光が当たったり、温湿布を当てたと想像するのも良い。

ただし、実際に指を使って揉んだりしない事、舞台では許されない。



リラックスへのアプローチは、自分のからだのどの部分が緊張しているか、その気づきを強め、その緊張に脳で命令して即、リラックスするように訓練する。



言葉で説明すると難しい事の様に聞こえるが、訓練によって、自分の緊張に敏感になり、気づいたら、即、リラックスできる様になる。

今、この文章を読んでいる貴方の体のどの部分が緊張しているかを調べてみるといい。

あごを不必要に噛みししめてるかも知れないし、肩を習慣的にイカラセて緊張させているかも知れない。

要は、自分の緊張に気づき、ゆるめ!と脳で命令し、その命令が即、実行されるよう訓練する事だ。

特別な才能に恵まれているとは思えないが、なかなかいい演技をするなと思われる俳優は往々にしてリラックスが良い。

俳優に限らず 、オーディションや面接、試験等、多くの人が此の緊張のために、自分の持っている能力を発揮出来ないでいることが多い。


あらゆる職業、スポーツ等を含めて名人と言われる人たちは、リラックスが良い。

卓越している。

なぜなら、リラックスは、深い集中力を呼ぶからだ。

アメリカンフットボールの伝説的な選手、O・J・シンプソンとたまたま2人で散歩する機会に恵まれたが、彼のリラックスの凄さが、今だに強く印象に残っている。

人間とは思えないしなやかさ。

まるでヒョウか何かの動物が歩いているという印象を受けた。

又、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドをテレビで見たことがあるが、自分に球が来ない時には、ダラダラ、グテグテと散歩しているように見える。

あのリラックスの能力が彼の驚異的な瞬発力を生むのだと思う。


訓練の原則は、
1)時間をたっぷりと使うこと。
多くの俳優は、即、結果を求めてそわそわとはじめやすい。

2)何かが起きたら、騒ぎ回ったりやめたりしないで、たんたんと続けること。

3)何かを掴んだと確信したら、何時迄もそこに留まらないで、範囲を広げていく。


ストラスバーグは言っていた。

「女の子の手を握ったら、何時迄も握っていないで、範囲を広げていけと!




NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO