前回の精神的リラックスは、こめかみと目についてのリラックスを紹介した。
だいたい一箇所に五、六分かければ良いと思っている。
個人差があるので、マイペースでいけばいい。
今回は、口と顎のリラックスについてガイドしていきます。
口と顎はものを食べたり飲んだりするだけではなく、言葉を話す機能を備えています。
考えたことを相手に伝えるのに、口を如何に言葉にするか考えたりしません。
考えたこと、感じたことは、オートマチックに言葉になって表現されます。
それなのに、これを言ったらまずいなと思ったら即ブレーキが掛かります。
口を閉じます。
思考や感情と結びついて、考えたこと、感じたことを言葉にあらわすだけでは無く、考えたり、感じたことにブレーキをかけ、嘘をついたり、お世辞を言ったりします。
此のように口と顎は、食べる事、話すことに頻繁に使われるので、とても緊張しやすい場所です。
此の口と顎をリラックスさせるには、顎を上下左右、前後とにゆっくりと動かし、舌もあらゆる方向に動かして緩めて見ましょう。
唇も意識的に開いたり閉じたり微笑んだりして、リラックスした、貴方らしい、美しい顔を復活させましょう。
街中でよく見かけるのは、口を一文字に結んで、無意識に怖い表情を浮かべている人たちです。
あなたも、鏡に向かって、習慣的に染み付いた緊張を意識的に取り除き、本来の自分の顔を取り戻し、微笑みをたたえた美しい表情を浮かべるよう心がけましょう。
貴方は、人々の気持ちを明るくさせるよう心がけましょう。
努力しましょう。
スタニスラフスキー曰く、
「我々は俳優であるまえに、エンターテナーであるべき!」
だと。
「我々は俳優であるまえに、エンターテナーであるべき!」
だと。
NY ザ アクターズ・スタジオ
正会員
ZEN HIRANO
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