2019年8月18日日曜日

マイケル・チェーホフの心理身体的訓練について

僕は静岡生まれ。
温暖な気候、豊かな土地、温泉、富士山に恵まれて、生まれてみんな幸せいっぱい。
よって有名人はあまり出ていない。

僕は呉服屋の生まれで長男。
でもなんとか飛び出して、日大の芸術学部に入学し、半年で退学。

でも一年ほど顔を出してバレーやダンスをやった。

みんなに、棒杭のようでみっともないと言われた。

なんかのキッカケで、元藤明子の教室に通って創作舞踊を習った。

5,6人の当時かなり名の売れていた舞踏家達と目黒公会堂でジョイントリサイタルに参加した。

僕の創作舞踊がセンセイションを起こし、あまり強烈な印象を与えたために何人か席を立って出て行った。

元藤明子が
「ゼンさん、あと2回やれば、日本で有名になるわよ」
と言われた。

そのあと直ぐに羽田から飛行機に乗ってニューヨークに向かった。

飛行機の中で泣いた。

静岡生まれなので。

一週間でビザが切れるから学校に入れ、と言われジャズダンスの学校に席を置いた。

決められた動きをやる能力はゼロ。

いつも最後列で小さくなっていた。

でも、今考えるとカラダを動かすのが好きだったのかもしれない。

例えば、茶道を習った。
年配の女の先生だったが、先生は、茶室を自由に使わせてくれて、毎日、朝6時に行って夕方まで自主稽古した。

膝に膿が溜まってしまった。

作法や体の動きに強い興味を感じていたのだと思う。

ニューヨークでは、ソヒア・デルザに太極拳を7.8年、日本では、陽名時先生に3,4年教えて頂いたと思う。

また、空手も少しやった。

長々とこれらの肉体訓練について書いた理由は、
マイケル ・チェーホフの俳優としての肉体訓練を理解するのに大きく役立ったからです。

ZEN